「花見をしながら露天風呂に浸かれる」ということだけで訪ねた。五箇山に近い庄川沿いに建つ旅館で、玄関前の満開の桜が出迎えてくれた。部屋の窓から清流が見下ろせるが、ダムの石堤が視界に入るのが少し残念なところ。チェックインして早速、満開の桜を愛でながらひとっ風呂。自然との一体感が心地よい、庭園に設えられた「はなの湯」と「ゆめの湯(男女入れ替え制)」のほか、貸切家族風呂もある。入浴後に抹茶と茶菓子のサービスがあり、桜咲く庭園の片隅でいただいた。 ディナーは「味道座敷」というだけに、手が込んだ料理が並びハイレベル。お作りは富山湾で採れた新鮮魚介、ウニが乗った海老真丈もなかなか美味、かまど炊きのコシヒカリもgoodでした。 残念だったのは、空いているダイニングルームだった、グループ客のすぐ隣に席を作られ、少しうるさくて食事に集中できなかったところ。配膳はしやすいのだろうが、もう少し考えてもらいたいものだ。