一泊、紅葉が始まりかけかなと期待しながら離れの桃花に宿泊しました。贅沢をそのまま表現したような宿でした。 生憎の雨模様でしたが、湯河原駅から宿の送迎で部屋の前に車が着いてそのまま傘をさすこともなく中へ入りチェックイン、部屋付きの足湯、露天風呂、お酒やらアイスクリームやらフリーになっている豊富なアイテムを楽しみながらあっという間に日が落ちる時間となりました。 夕食は香箱蟹や鮑、カラスミ、雲子に鮟肝と満漢全席のような前菜から始まり、いずれもボリューム押しというよりも一つ一つを美味しく食べられるように配慮された流れと量、サーブも適度な距離感で素晴らしかったです。部屋に戻ってもう一度風呂に浸かり、予約していたマッサージを受け、就寝。 翌朝は雨も止んで深山幽谷の水墨画のようになった山の樹々を観ながら朝風呂に浸かり、朝食もゆっくり食べ、もっといたいと心の中で叫びつつも出発の時間となってしまいました。 値段は張りますが、それ相応、2泊したら尚良しのいいお宿でした。