アローザにあるチュッゲン・グランド・ホテルでの静かな体験
夏になると時折、猛暑から逃れ、真の静けさと心地よい孤独を提供してくれる場所へ行きたくなります。今年はスイス、具体的にはアローザの町にあるチュッゲン・グランド・ホテル(Tschuggen Grand Hotel)を選びました。
このホテルは4世代にわたり家族経営で運営されています。私自身もホスピタリティ事業を営んでいるため、過剰な演出や気取ったところがなく、宿泊客が快適に過ごせるよう細部にまでこだわる、こうした運営スタイルを非常に高く評価しています。
今回の滞在で特に印象に残った点が2つあります:
1つ目は、ホテル専用のケーブルカー(チュッゲン・エクスプレス)です。ホテルの庭園から標高2,000メートル以上の山のハイキングコースまで直接アクセスできます。宿泊客は無料で利用でき、列に並んだり他の観光客と混み合ったりするストレスがないため、とても快適です。
2つ目は、建築家マリオ・ボッタが手がけたスパ(Spa)のデザインです。山の中心から突き出たようなガラス張りの幾何学的な構造で、自然光がたっぷりと差し込み、泳ぎながら心身ともにリラックスできる素晴らしい空間となっています。
客室は改装済みで快適に過ごせます。ベッドのリネンにカシミヤと天然コットンを採用している点は見事で、バスルームの床暖房も優れています。
ミシュラン2つ星を獲得した有名なレストラン「La Brezza」については、サービスはプロフェッショナルで料理も独創的でしたが、個人的には夜に複雑な料理を食べるのはあまり好まず、もっとシンプルなメニューの方が好きです。一方で、朝食ビュッフェは素晴らしく、特に地元のパンケーキと新鮮な山のハチミツは絶品でした。
大自然の中で静かな休暇を過ごし、心身をリフレッシュさせたい方に、ここは最適な場所です。