トルコ カチカル山脈:アイデル高原からサミスタル湖までの高山草原トレッキング
リゼ・アルトヴィン空港まで飛行機で行き、そこからバスでアルデシェンへ。さらにドルムシュ(乗り合いバス)に乗り継いでアイデル高原へ向かいました(リゼから約2時間、2025年時点で運賃は約120トルコリラ)。アイデルは観光地化されており、7~8月は温泉ホテルの宿泊費が高騰します。ゲストハウスは1泊800トルコリラ程度でクレジットカードも使えますが、村の露店ではトルコリラの現金が必要です。サミスタル湖へ向かうルートは高原の裏手からスタートし、ブルトの酪農道を南東に進んで高山植物の草原を抜け、サミスタル・テペの麓にある双子の山上湖へと登っていきます。私は長丁場の日帰り(往復7~8時間、獲得標高約1,100m)で踏破しましたが、下の草原でテント泊をする1泊2日の行程がおすすめです。
カチカル国立公園への入山許可は不要ですが、標高2,800mを超えると道標がなくなるためGPSのログは必須です。私は事前にGPXデータをダウンロードしておきましたが、森林限界を超えると電波は完全に途絶えました。7月、下の草原にはバターやハチミツを売るヤイラ(夏の放牧小屋)が点在しています(支払いは現金のみ)。その上部は8月でもガレ場や残雪があり、私は東側の縁に残っていた雪庇(せっぴ)を越える必要があったため、トレッキングポールが欠かせませんでした。
今回の反省点は3つ。1つ目は水不足(2Lしか持参せず、雪を溶かして急場を凌ぎました)。2つ目はローカットシューズを履いていったこと(下りで足首を捻りました)。3つ目はドルムシュが夜遅くまで運行していると思い込んでいたこと(アイデル行き最終便は18時頃。乗り遅れるとヒッチハイクするか、チャムルヘムシンまで12kmの道のりを歩いて下る羽目になります)。ベストシーズンは7月中旬から9月中旬です。これより早いと湖は凍り、遅いと草原が茶色く枯れてしまいます。標高3,300mを超えるサミスタル・テペの山頂を目指すなら、地元ガイド(1日1,500トルコリラ程度)を雇うのが賢明です。また、ウインドブレーカーなどの防風着も必携。谷から峠へと吹き抜ける高原の風で、気温が10℃は下がります。