トルコ カチカル山脈:オウグンラル・ヤイラの苔むす雲霧林。
カチカル山脈は黒海の屋根とも呼ばれ、標高3,937mのカチカル山頂から北側斜面の標高2,000m地点まで、しっとりとした雲霧林が広がっています。私は飛行機でリゼへ向かい、そこからドルムシュ(乗り合いバス)でチャムルヘムシンへ(40トルコリラ)。さらに四輪駆動車を相乗りしてオウグンラル・ヤイラ(高原の村)へ向かいました(運賃600トルコリラを4人で割り勘、村は現金のみでカード不可)。標高1,800mのオウグンラルには木造のヤイラの家々が集まっています。ディルベルドゥジュ・ベースキャンプ(標高2,850m)へ続くトレイルはモスクの裏手から始まり、最初の3kmは苔むしたトウヒの森を歩きます。枝にはサルオガセが垂れ下がり、足元はぬかるんでぐちゃぐちゃと音を立てます。霧がとても深く立ち込めているため、牛の姿が見えるより先に鳴き声が聞こえてくるほどです。
私は「オウグンラル〜モドゥット・ヤイラ〜ディルベルドゥジュ」のルートを2日かけて踏破し、ディルベルドゥジュでテント泊をしました(キャンプ場代は40トルコリラ、山小屋はなし)。標高3,200mにあるデニズギョル湖が、山頂アタック前に水を汲める最後のポイントになります。オウグンラルからは荷物運び用のラバを雇うこともできます(1日200トルコリラ、ゲストハウスで手配可能)。クレジットカードが使えるのはリゼまでで、チャムルヘムシンより先では一切使えません。私はトレイルランニングシューズで登りましたが、これが大きな間違いでした。苔に隠れた木の根に足を取られ、初日に足首を捻挫してしまったのです。ミドルカットの登山靴、ゲイター、そして3リットル分の水を持参することを強くおすすめします。ベストシーズンは7月〜9月。6月はまだ北壁に雪が残っています。
ヤイラのゲストハウスでいただいた夕食は、バターたっぷりのムフラマと巣蜜(コムハニー)で、150トルコリラ(現金払い)でした。今回の私の反省点:チャムルヘムシンからの四輪駆動車を事前予約していなかったため、相乗りの車が見つかるまで3時間も待たされてしまいました。
木の幹の側面にまで苔がびっしり生えるほど湿潤な森があるとしたら、それは果たして森なのでしょうか、それとも流れ落ちるのを忘れてしまった滝なのでしょうか?