ギリシャ エピルス ザゴリ ヴィコス渓谷 苔むした石の森の村々 easytravelpost
ヴィコス渓谷は、幅に対する深さが世界一の峡谷です(深さ1,100m、縁の幅1,100m)。ザゴリ地方にある46の石造りの村々を縫うように切り立っています。今回私が歩いたのは、古いラバの道を通ってヴィコスからキピへと下るルートです。距離は5km、下りに2.5時間、帰りの上りに1.5時間ほどかかりますが、料金は無料です。特に苔が美しいのは、ヴォイドマティス川の橋の下にある風化した石灰岩の尖塔が立ち並ぶ「石の森」を抜ける1.5kmの区間です。尖塔の根元にはハイゴケやミズゴケがクッションのように広がり、濡れた岩肌にはギボウシゴケの膜が張っています。5月の朝8時に出発し、ヨアニナからヴィコスまで車を走らせました(45km、ガソリン代12ユーロ、ヴィコス展望台の駐車場代5ユーロ)。
道の前半は「システィ(平らな川石)」で舗装されており、尖塔エリアに入ると土と岩の道に変わります。標高480m地点を流れるヴォイドマティス川はエメラルド色に輝いています。峡谷의微気候により年間を通じて湿度が90%に保たれているため、尖塔の北側の影になる部分には苔が自生しています。折り返し地点となるキピ橋(19世紀建造、周辺にある5つの橋の一つ)は、単一アーチの石橋で、川の温度はわずか2℃です。
⚠️やってしまった失敗:
1. 11月にレンタカーのフィアット500でヴィコスへのアクセス道を登ったこと。つづら折りの道が凍結しており、崖に向かって1mほど滑りました。結局バックで戻り、下の駐車場に停めて1.5km余計に歩く羽目になりました。4WDで行くか、春から10月の間に訪れるべきです。
2. ヨアニナで8ユーロの「ザゴリの地図」を買ったこと。トレイルには赤と白のペイントで印がついているので、エピルス地方の一般的な地図は全く役に立ちませんでした。
3. ヴォイドマティス川で泳ごうとしたこと。地元の羊飼いに「ここは村の飲料水源だから150ユーロの罰金だぞ。それに水温は4℃しかないから足がつるぞ」と注意されました。
ヴィコス村でのアドバイス:16ユーロのタベルナ(食堂)ではなく、3ユーロのコントスヴリ・ピタを買いましょう。装備については、水2リットル、20ユーロ程度のトレイルシューズ、そして25ユーロのフリースが必要です。峡谷の縁は標高1,400mありますが、川沿いまで下りると気温は12℃まで下がります。
現地のルール:峡谷への立ち入りは無料ですが、修道院(ディロフォ、キピ)の近くでのドローン飛行は禁止されています。ラバの道から外れないようにしてください。石灰岩の尖塔の根元はクライミング用ではありません。尖塔の苔は川の霧を吸収する大切な役割を持っています。歩くときは切り出された石の上を歩きましょう。
個人的な感想:ザゴリは石橋が有名ですが、峡谷の底にある苔むした尖塔の森こそが、まるでカッパドキアの地下にいるような気分にさせてくれる素晴らしい場所です。ザゴリ自治体は、道の修復のためにキピ橋に3ユーロの志納箱を設置すべきでしょうか、それとも今のまま無料の下りルートを維持すべきでしょうか?私なら喜んで寄付します。皆さんは、標高480mにある苔むした石灰岩の尖塔を目指して、45kmの山道をドライブしてみたいと思いますか?