マドリードで最も訪問者の多い名所の一つであるプラド美術館から始めましょう。その理由は息をのむような新古典主義のファサードだけではありません。1700年代後半に建てられたプラド美術館は、1800年代初頭に美術品の展示を開始しました。主に絵画を中心としていますが、1200年代から数千点に及ぶ彫刻や版画も所蔵しています。最も有名な作品には、スペイン生まれのベラスケスによる独創的な自画像「ラス・メニーナス(女官たち)」や、オランダ人画家ヒエロニムス・ボスの三連祭壇画「快楽の園」があります。プラド美術館はまた、イタリア国外で最大規模のイタリア美術コレクションを有しており、フラ・アンジェリコの「受胎告知」やカラヴァッジョの「ダビデとゴリアテ」などの作品が展示されています。
専門ガイドと共に、ゴヤ、レンブラント、エル・グレコなど、芸術家たちにまつわる物語やスキャンダルについて詳しく学べます。次に、世界有数の近現代アートコレクションを所蔵するソフィア王妃芸術センターへ。1990年代に病院跡地を改装して誕生したこの美術館は、主にスペイン人アーティストによる20世紀美術の宝庫です。
専門ガイドが、ここに展示されている抽象主義、キュビズム、超現実主義、モダニズムなど様々な芸術運動について解説します。スペインが生んだ最も有名な芸術家パブロ・ピカソについて学びながら、彼の世界的に有名な作品「ゲルニカ」の前でその革新性に触れることができます。ジョアン・ミロの「パイプを持つ男」やサルバドール・ダリの「偉大なる自慰者の顔」などの作品を鑑賞し、これらの時に型破りな芸術作品の背後にある技法や物語について学びます。ガイドはこれらの作品をより大きな社会的・政治的文脈に位置づけ、スペイン内戦などの出来事が如何にこれらの芸術家の人生と作品を形作ったかを理解できるようにします。最後には、スペインそして世界でも有数の現代美術コレクションを体験し、マドリード旅行で絶対に見逃せない芸術の旅を締めくくることでしょう。
