【2022年最新版】杭州の観光ガイドブック

杭州市は上海から南に約180km、新幹線で約1時間の場所に位置する中国8大都市のひとつです。人口は約800万人、面積は約16万平方キロです。中国東南地域の政治、経済、文化の中心地となっています。市内には世界遺産の西湖をはじめ、名所旧跡が点在し、観光地として世界中から多くの人々が訪れています。町は緑も多く、龍井茶（ロンジン茶）と呼ばれるお茶の名産地でもあります。龍井茶は中国十大名茶の中でも特に優れているといわれているお茶です。また、世界的なEC企業であるアリババグループの本社があることでも有名です。最近では経済的に成功した中国人資産家の別荘地になりつつあります。

杭州を訪れる機会があれば必ず西湖には立ち寄りましょう。季節に関係なく絶景を堪能することができます。シーズンはとても多くの観光客で賑わいます。とても広大なので移動に適した服装や靴を選びましょう。真夏は三十度を超えとても暑くなります。治安は悪くはないが、他の都市同様にスリ、ひったくりなどの被害に会う可能性があるので気を付けて行動しましょう。

日本から杭州蕭山国際空港への直行便はANAや中国東方航空、海南航空などがあります。JALは現在直行便の運航はありません。ANA便はターミナルAの発着です。それほど混雑する空港ではないので出国審査、セキュリティーチェックなどの審査は比較的スムーズです。中国国内便のトランジットが多く、国内便のラウンジが充実しています。こじんまりとしていて免税店がメインでレストランなどはそれほど多くありません。空港から杭州中心部まではリムジンバスかタクシーで移動が可能です。

中国への入国審査時はパスポートと入国カードの提示が必要です。また、日本国籍の場合16日以上の滞在の場合は併せて入国ビザが必要になります。言語は家族や友人間では杭州語がメインですが、それ以外では標準語を利用し、使い分けをしています。日本との時差は1時間で日本の方が1時間進んでいます。

バスは普通路線の他に、観光用のY線があり、杭州駅から出発し西湖を一周する路線などがある。料金は一回3～5元です。杭州には地下鉄がないため、バス移動がメインとなります。
タクシーはメーター使用で初乗り13元程度が目安ですが、流しのタクシーの中にはぼったくりもいるため、ホテルやレストランに呼んでもらう方が良いでしょう。市中心部は交通渋滞に出くわすことがあるので注意です

杭州の秋は気温が穏やかで過ごしやすいため多くの観光客が集まります。ですが、夏は西湖の蓮の花が満開になり違った絶景を楽しむことができます。

日本と杭州の時差は一時間で日本の方が一時間早いです。日の出日の入りの時刻も日本とあまり変わらず、生活リズムが崩れる心配はありません。夏は暑く冬は寒い、日本の四季のイメージで服装を用意すれば問題ありません。

杭州を訪れる観光客が必ずと言っていいほど訪れるのが西湖です。季節様々の絶景を堪能することができ、多くの観光客で賑わいます。西湖十景、新西湖十景など見どころが数多くあります。

雲棲竹径は西湖の南にある隠れ人気スポットです。中心地の喧噪を離れ、竹林に囲まれた路を歩くととても穏やかな気分にさせてくれます。

霊隠寺は中国屈指の禅寺であり、修行僧も多く見られます。敷地は広大で全てを見て回ると一、二時間かかります。飛来峰と呼ばれる岩壁にある彫刻仏が有名です。

西湖酢魚は杭州の名物料理で西湖でとれた魚の甘酢あんかけです。レストラン「楼外楼」の名物でもあります。身が柔らかくとろけるような味わいです。
東坡肉（豚の角煮）日本でもおなじみの杭州名物料理です。北宋の詩人蘇軾が考案したとされる料理です。楼外楼菜館などの有名レストランで味わえます。
もう一つの名物料理の代表格、鶏をハスの葉と泥で包んで蒸し焼きにした「叫化鶏（こじきどり）」も忘れてはなりません。

清河坊を訪れてレトロな街並みを散策しながらショッピングを楽しみましょう。土産品、おもしろグッズ、龍井茶、漢方薬まで様々な商品に出会えます。

名産であるシルク製品を取り扱う店舗が集まる杭州中国シルク城も見逃せません。市の中心部に位置し600もの店舗が建ち並びます。

治安は悪くはないが、他の都市同様にスリ、ひったくりなどの被害に会う可能性があるので気を付けて行動しましょう。治安にイートインレストランより屋台の方が人気！甘いデザートからしょっぱいのメインコースも色々の美味しいオプションがあるよ！