小学校の運動会は春が多い!半日で終わる学校が多い裏事情
目次
- 小学校の運動会は春が多い
- 運動会を春に開催するメリット3つ
- 1. 熱中症のリスクが低くなる
- 2. 学校行事が集中していない
- 3. 新学級として団結力を高められる
- 運動会を秋に開催するメリット3つ
- 1. 農業の閑散期である
- 2. 花粉症の影響が少ない
- 3. チームワークが高まっている
- 最近の小学校の運動会が午前中で終了する理由
- 1. 練習をする時間がない
- 2. 熱中症対策のため
- 3. 怪我をしやすい種目が減った
- 小学校の運動会で人気の種目
- 運動会の由来と歴史
- 由来
- 歴史
- 運動会は子供の成長を見られる大切な行事
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近年では運動会を春に開催する小学校が増えているようです。春に開催される運動会が子供たちにとってどのような意義を持つのか、さまざまな視点から考察してみました。
半日で終わる学校が多い事情も合わせてご覧ください。

2017年度に調査された結果によると、日本全国にある小学校の運動会は春に開催される学校がやや多いことがわかっています。
全体の54.3%の小学校が7月以前に、45.7%が8月以降に運動会を開催しています。ただし、開催時期には地域差が影響しています。寒冷地や積雪が多い地域(北海道や東北地方、新潟県)では春に運動会を開催する小学校が9割を超えています。逆に群馬や山梨、滋賀、愛媛、宮崎、鹿児島では9割以上が秋に運動会を開催しています。

春の運動会はおもに5月末〜6月初め、秋の運動会は9月末〜11月に土日で開催される傾向があります。全国平均での開催時期は、春が5月16日〜6月11日、秋が9月11日〜10月17日です。ただし近隣の教育機関と日程が被らないように調整する地域もあり、同一自治体内でも運動会の日程にはばらつきが存在するようです。

近年は温暖化の影響で秋でも非常に暑くなり、熱中症のリスクが高くなっています。子供たちが屋外で激しい運動をすると、熱中症になる危険性が増します。
しかし春に運動会を開催する場合、そのリスクは大幅に減少します。なぜなら、春の気温は比較的適切で激しい運動をしても体温が過度に上がる心配が少ないからです。しかも春は湿度も低いため、体を自然に冷却して運動による体温上昇を効率的にコントロールできます。観覧する保護者や先生方も安心して運動会を楽しむことができます。
秋は文化祭や運動会、試験など多くの学校行事や学業に集中している学校が多いです。行事が多すぎると、子供たちは学業と行事の両立にストレスを感じる可能性があります。一方、春は大きな行事が少ないため、運動会に専念しやすい環境が整います。
春に運動会を開催することで、運動会の準備や参加に専念できます。結果として、より高いパフォーマンスと楽しい経験を生む可能性が高まります。
新学年が始まったばかりの春は、新しいクラスメイトや先生との関係性がまだ浅い時期です。このような時期に運動会を開催すると、新しいメンバー同士で協力してクラスの団結力を高める良い機会となります。
運動会の練習や本番を通じて、互いに支え合いながら達成感を共有することで、クラスの雰囲気が良くなるでしょう。その後の学業や他の学校行事でも良い影響をもたらしやすいのです。

いまだに日本の多くの地域では農業が重要な産業です。春は種まきや育成のための忙しい時期であり、家庭によっては子供たちも農作業に参加する場合があります。このような状況下で運動会の練習を行うと、家庭や地域社会に負担をかける可能性があるでしょう。
しかし、秋は農業の閑散期に入る地域が多いです。この時期に運動会を開催することで、家庭や地域社会が運動会に集中できるメリットがあります。地域の大人たちが応援や手伝いに来ることで、より一体感のある運動会になります。
春は花粉によるアレルギー症状で苦しむ人々が多くいます。子供たちは目のかゆみや鼻水、くしゃみなどの症状により運動会でのパフォーマンスが低下する可能性があります。
しかし、秋には花粉の飛散量が減少します。運動会をより快適に高いパフォーマンスで楽しめるメリットがあります。
秋は新学年が始まってから数ヶ月が経過しているので、クラスのチームワークは春より高まっています。新しい友達や先生との関係も深まり、協力する文化が形成されているでしょう。
強固なチームワークを背景に、運動会の練習や本番での協調性も増します。
全員が一体となって目標に向かうことで、運動会がより成功する可能性が高くなります。この成功体験は、その後の学校生活や地域での活動に良い影響をもたらすでしょう。

近年の小学校のカリキュラムは益々充実しており、学業やその他の活動に多くの時間が割かれています。加えてアフタースクールプログラムや塾、習い事など学校外での活動も多くなっています。このような背景から、運動会の練習に十分な時間を確保するのが難しくなってきています。
午前中に運動会が終了することで、子供たちは午後に他の活動に参加できたり学校側も教育プログラムに移行しやすくなったりします。
午前中に運動会を終えることで、熱中症の発生リスクを減らすことができます。また熱中症対策として、保護者や教職員が安全管理に専念できる時間も確保されます。これにより、子供たちが健康的かつ安全に運動会を楽しむことができます。
2016年にスポーツ庁から「組体操等による事故の防止について」という安全配慮要請が各教育委員会に通達されました。これは年間8,000人程度の負傷者が出ているという背景があります。
とくにピラミッドや組体操といったケガのリスクが高い種目に対しては、安全が確保できない場合には中止も考慮するようにとの指示が出ています。この要請はあくまで「配慮要請」であり、禁止や廃止ではありません。このような背景から、怪我をしやすい組体操が運動会の種目から外される小学校が増加しています。

近年の小学校の運動会では、どのような種目が人気なのでしょうか。まとめてみました。
【定番】
徒競走・リレー・ダンス・騎馬戦・大玉転がし・綱引き・玉入れ・障害物競争
【おもしろ系】
仮装リレー・後ろ向きリレー・ムカデ競争・追いかけ玉入れ・デカパン競争

運動会の起源は1874年(明治7年)3月21日に海軍兵学寮で行われた「競闘遊戯会」にさかのぼるとされています。当時の海軍兵学寮では座学が主体の授業が行われており、スポーツや体を動かす活動はほとんど行われていませんでした。当時の日本には「スポーツ」という文化や概念がほとんど存在しなかったからです。
このような背景を受けて、当時イギリス海軍顧問団の団長として日本にいたアーチボルド・ルシアス・ダグラスは、学生たちにもっと体を動かす機会を提供するべく、「競闘遊戯会」を開催しました。このイベントが日本で最初の運動会とされています。
初代文部大臣の森有礼は競闘遊戯会に注目し、全国の学校で運動会を行うように義務付けました。この影響で「気を付け」「前へならえ」などの掛け声が現在でも使われています。
その後は軍事的な要素は排除され、現在のような一般的な競技が行われる運動会に変わりました。かつては海軍士官養成の一環として始まった運動会ですが、今は友達と楽しく過ごす思い出を作る行事となっています。

運動会は子供たちが身体を動かして協力し合い、競技を通じて成長する大切な行事です。困難を乗り越える勇気や仲間と協力する喜び、そして勝利と失敗を体験します。
運動会を通して子供たちは自分自身の限界を知り、超える力を身につけることができます。これらの経験は将来にわたって彼らの人生に多大な影響を与えるでしょう。運動会は単なる競技会ではなく、子供たちの成長を促す大切な行事といえます。
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