釜石に泊まるのに毎度ビジネスホテルも味気ないので,旅館を検索したらここにたどり着きました。釜石からはラグビーWCの鵜住居スタジアムの前を通り過ぎて到着します。途中の防潮堤の高さに3.11を痛感します。 女将が震災の語り部をしているのはどこかで読んで覚えてはいたのですが,「20時から語り部をします」と聞いた時は,さてどうすっかなと。ちょっと重いかなぁと思いつつも,今まで震災の伝承をしてる人も会ったことは無いので聴いてみました。 そんな重苦しくも無く,けどしっかり大事なことは伝わるお話でした。もっとも記憶に残ったのは, 「真っ先に逃げる人が,最も勇気のある人だ」 でしたね。普段から訓練をしていた小学校での被害が最低限にとどめられたことなど,常日頃の大事さを教えていただきました。 部屋は一人用の和室で一人には十二分のスペース。風呂は温泉ではないので若干塩素臭がありますが,海に面した大浴場で気持ち良く入れます。食事は美味しかったですが,期待値が高かったので若干物足りなさもありました。 釜石中心部から無料の高速道路も使えて時間的には遠くありません。釜石の宿の選択肢の1つとしては良いでしょう。語り部も是非。