アブ・シンベル神殿

アブ・シンベル神殿（アラビア語：أبو سنبل‎またはأبو سمبل‎）は、エジプトのアスワンの南290キロメートルに位置し、紀元前1300年から前1233年に建てられました。その名前は、最初に西洋人を現地に案内したガイド（小さな男の子）の名前に由来すると言われています。ナセル湖（Lake Nasser）の西岸に位置し、崖を彫って作られた門、巨大なラムセス2世（Ramses Ⅱ）の彫像、前後の柱廊と神殿などで構成されています。アブ・シンベルとその下流のフィラエ島までの多くの遺跡は、ヌビア遺跡としてユネスコの世界遺産に指定されています。 1966年にアスワン・ハイ・ダムの建設のため、神殿全体が河床の水位より60メートル以上高い後山に移され、世界遺産保護の成功例となりました。