ラマダン月のサウジアラビア旅行

サウジアラビアには何度も出張で訪れていますが、ラマダン月に訪れるのは今回が初めてです。色々な話を聞いていたので、今回実際に体験できる良い機会となりました。 ラマダン月は毎年時期が異なり、今年は2月30日から3月30日です。ラマダンには多くの規則がありますが、非ムスリムの外国人としては、多くの規則を守る必要はありません。 ラマダン期間中、毎日日の出から日没まで、ムスリムは飲食、喫煙、性行為をしてはいけません。体内への異物の侵入を避け、清浄を保つことが目的です。日中はレストランも営業していません。時間はモスクのアザーン（礼拝の呼びかけ）の開始と終了で判断します。 日没後、イフタール（断食明けの食事）となり、人々は一斉に家から出て食事をします。真夜中は普段よりも交通量が多く、レストランは大賑わいです。私たちは顧客との夕食を21時45分から23時30分に予約しました！ 勤務時間も調整され、通常は7時から17時ですが、ラマダン期間中は9時から15時となります。これは、昼食時間がないためです。出張の場合は、現地の時間に合わせた断食となります。 外国人は飲食が可能で、専用の部屋が用意されています。もちろん、礼儀として、同僚の前では飲食を控える外国人もいます。ホテルでは朝食と昼食が提供されますが、入り口は遮られ、種類も少なくなっています。ルームサービスも便利です。 ラマダン期間中は、様々な装飾やイベントが行われます。礼拝は通常通り1日5回行われますが、より熱心に祈る人もいます。 子供、高齢者、病人などは飲食が可能です。一般の人も、何らかの理由で断食を破った場合は、後日断食を補う必要があります。 代々受け継がれてきたラマダンは、ムスリムの生活の重要な一部です。