勅建火徳真君廟

勅建火徳真君廟（俗称：火神廟）は、北京で最も歴史の長い火神廟の1つで、唐の貞観6年（632年）に建立され、現在までに約1400年の歴史があります。山門の扁額「勅建火徳真君廟」は乾隆帝の宸筆で、廟は北向きに建てられ、什刹海に隣接しており、かつての漕運の繁栄期を物語っています。 📍観光スポットの住所：北京市西城区地安門外大街万寧橋北側（什刹海東岸） 🚗アクセス 1. バス：82番、124番バスに乗り「地安門外」停留所で下車、徒歩約5分。 2. 地下鉄：地下鉄8号線に乗り「什刹海」駅で下車、A出口を出て前海東沿いを徒歩約10分。 3. 車/タクシー：「什刹海火神廟」と入力してナビゲーション。周辺の駐車場は混雑しているため、公共交通機関の利用をお勧めします。 👍️必見スポット 1. 山門と黄色の瑠璃瓦 火神廟の山門は東向きで、黄色の瑠璃瓦と緑色の縁取りの歇山頂を採用し、皇帝の勅命による建立の格式を際立たせています。山門の内外にはかつて2つの牌楼がありましたが、現在は基壇のみが残っています。門額の「勅建火徳真君廟」は乾隆帝の宸筆で、写真撮影スポットとして人気です。 2. 火祖殿 主殿には南方火徳熒惑星君（火神）が祀られており、殿の天井は金藻井の彫刻が美しく、前方に突き出た抱厦のデザインが独特です。殿内には清代の香炉と銅鐘が保存されており、千年にわたって香火が受け継がれ、道教の雰囲気が漂っています。 3. 鐘鼓楼と碑文 山門内にはかつて鐘鼓楼がありましたが、現在は鐘楼に光緒年間鋳造の鉄鐘が吊るされているだけで、鼓楼は破壊されています。廟内には明清時代の碑文が数多く現存しており、歴代の修復の歴史が記録されており、北京の宗教文化を研究する上で重要な史料となっています。 🎟️チケット情報 チケット料金：無料、予約不要。 営業時間：8:30～17:00（年中無休、祝日または道教行事期間中は変更される場合があります）。 💗その他のヒント 1. ベストシーズン 四季折々：春は什刹海の緑の柳、秋は古刹の紅葉、冬は雪景色が静寂を際立たせます。 特別な祝日：旧暦6月22日「火祖聖誕」の期間中は、廟内で道教の法会が行われ、伝統的な祭祀行事を体験できます。 2. 周辺観光スポット 什刹海：徒歩5分、湖でボートに乗ったり、サイクリングを楽しめます。 南鑼鼓巷：火神廟から約1.5km、古い北京の胡同文化と人気のグルメを満喫できます。 恭王府：自転車で10分、清代の王府建築と「福」の字碑を探訪できます。 3. 注意事項 宗教的礼儀を尊重し、騒いだり、神像の正面を撮影したりすることは避けましょう。 勅建火徳真君廟は、北京の道教文化のランドマークであるだけでなく、什刹海の千年の歴史の縮図でもあります。唐代の遺風と清代の皇室の風格が融合しており、古都の賑わいと静寂を感じることができます。1～2時間の見学時間を確保し、周辺の観光スポットと組み合わせて半日観光コースを計画し、古い北京の人文と自然の美しさを深く体験することをお勧めします。