成都でおすすめの喧騒の中にある静かな中庭ホテル。

成都で仕事のため滞在した成都院子は、千年の歴史を持つ禅林の古刹、文殊院に隣接し、歴史文化保護地区「文殊坊」に位置しています。敷地内には86の客室があり、16の四川西部の明清時代の大邸宅が集まって形成されており、四川西部の建築の縮図となっています。 正面玄関は歩行者専用通りに面し、側面玄関から車で中庭に入ることができます。スタッフがゲストをホテルのロビーまで案内し、チェックイン手続きを行った後、荷物を持って中庭の客室へと案内します。 ホテル内だけで1日中過ごすことができます。成都院子は龍園、德園、蘭園、醤園公社、馬家公館の5つの中庭エリアに分かれており、それぞれに歴史的な由来があります。巴金の祖父である李竹西氏の四川西部の民家であったり、張群の若い頃の住まいであったり、陶然士が『華陽国志・蜀志』の研究と翻訳を行った場所であったりします。 ホテル内には院子劇場もあり、変面、川劇、火吹き、川劇芙蓉国粋の「頂油灯」などが上演され、四川式の文化を感じ、体験することができます。 客室にはクチナシの香り、小さなバルコニー、四川地元のお茶、軽食、書道用の宣紙などが用意されています。夜は静かで、朝は鳥のさえずりが聞こえ、至る所に花の香りが漂い、歩くたびに絵になる景色が広がっています。成都院子の朝食も非常に豊富で、抄手（ワンタン）、小麺、豆花など、すべてが揃っています。次回の訪問でもまた宿泊したいと思います。