龍龕古渡

龍龕古渡は洱海の西岸に位置し、明末清初に建設され、元々は李家村と呼ばれていました。南詔王朝の宮廷が権臣に簒奪された時、老皇帝は側近に密かに命じて世隆を李家庄に隠しました。何年も後、世隆が即位すると、李家庄の村民の養育の恩に報いるため、勅令を下してこの地を龍龕と名付けました。龍を祀る神龕という意味が込められています。 龍龕古渡の周囲には一面のメタセコイアの林が広がり、春夏は鬱蒼とし、秋冬には徐々に赤く染まります。日の出や日没時には、青空と碧い水がメタセコイアの林と相まって趣のある風景を作り出します。ここは白族の特色が濃厚で、歴史文化の蓄積も深いです。雨風が激しくても晴れやかな日差しの中でも、ここはいつも平和で美しい景色を見せてくれます。