広西富川虎馬嶺古村。

虎馬嶺村は新華郷の南東に位置し、四方を山に囲まれています。村の前には整った田畑が広がり、村の後ろには緑豊かな後龍山があります。山の形が虎や馬に似ていることから、虎馬嶺という名前がつけられました。虎馬嶺は明の洪武初年に建設され、630年以上の歴史があり、瑶族の黄姓の人々が集住する地域です。富川黄氏族譜の記録によると、明朝時代に富川黄氏の先祖が湖南永明県（現在の江永県千家峒）から粤西平楽富邑に移住し、最初は麦嶺、城北、朝東一帯に散居していましたが、後にその一派が虎馬嶺に移住しました。 虎馬嶺の伝統的な村落は、縦方向の通りと渓流に沿った道路を主要な骨格とし、東向きを主とし南北に延びる村落の街路システムを形成しています。古い建築物は主にレンガと木造の構造で、路地と建物の設計レイアウトは調和がとれています。村落の空間は変化に富み、建築物の色調は素朴で上品です。瑶族の楼房は大きく分けて三間堂平列式と天井門楼構造式の2種類があり、59棟の三間堂瑶族楼房と3棟の天井門楼式瑶族楼房が保存されています。 この村の伝統的な瑶族楼房は、古道唐宋時代の中原漢族の村落レイアウトと建築技術を取り入れ、民族独自の生活様式と融合させて形成されました。一般的に階層があり、古い瓦屋根や軒には花模様が描かれています。正面玄関の前に他の家がある場合は、照壁（スクリーンウォール）も築かれています。 中国少数民族特色村落、第一批中国伝統村落に指定されています。