運城青龍寺|消えた儴佉王の剃度図

|消えた儴佉王の剃度図。 山西省運城市稷山県の青龍寺は、唐の龍朔2年（662年）に創建され、金末の戦乱を経て、元の至元、大徳、至正年間および明清時代に何度も修復され、ついに長い歴史を持つ古刹となりました。 寺院の大殿西壁左下角にある梵摩越の剃度図。仏経には弥勒菩薩が兜率天から人間界に降りてきた時、儴佉王が統治する国に生まれ、梵摩越を母としたと描かれています。後に弥勒菩薩は出家して仏となり、儴佉王と梵摩越もそれに従って剃度しました。学者たちは西壁右側の破壊された壁画部分が儴佉王の剃度図であったと推測していますが、残念ながら今は見ることができません。この題材は山西稷山興化寺後殿の元代壁画「弥勒仏仏会図」にも登場し、現在はカナダのトロント・ロイヤルオンタリオ博物館に所蔵されています。 住所：運城市稷山県馬村 自動車でのアクセス：運万二級道路を通って稷峰鎮馬村に到着 入場料：20元