高雄｜まるで過去の鉄道オフィスにタイムスリップしたかのよう。

この1908年に建てられた日本式木造駅舎は、高雄が小さな漁村から国際港へと変貌を遂げる様子を見守ってきました。現在では、懐かしい雰囲気が漂う文化スポット「旧打狗駅ストーリーハウス」として親しまれています。 現在のハマセン鉄道園区の前身は、実は何度かの変遷を経ています。1900年に縦貫線が開通し、旧打狗駅はその終点駅でした。しかし、元の場所は打狗山と後壁港の河道に挟まれ、高雄港からも距離があったため、現在の場所に移転されました。当時の旧打狗駅の設備は非常に充実しており、貨物輸送の要所として、港と共にハマセンを高雄市の近代化の発祥地としました。1920年には打狗が高雄に改名され、打狗停車場も高雄駅に改称されました。 その後、新高雄駅が1941年に完成し、高雄駅は高雄港駅と改称され、主に貨物輸送を担当するようになりました。しかし、第二次世界大戦中に高雄駅は米軍の大規模な爆撃を受け、施設は全て破壊されました。再建後は、現在の鉄道園区とほぼ同じ姿になりました。ただし、高雄港駅は2008年12月16日に正式に廃駅となり、高雄臨港線も2018年に運行を停止しました。その後、駅は2010年に旧打狗駅ストーリーハウスとして改装され、まるで列車に乗ってかつての高雄港の鉄道交通の繁栄と発展を見渡すかのような体験ができます。 📍旧打狗駅ストーリーハウス 高雄メトロ西子湾駅／ライトレールハマセン駅、駅を出てすぐ。