リスボン最古の要塞：サン・ジョルジェ城

ポルトガルの首都リスボンには、歴史的な城「サン・ジョルジェ城」があります。この古い要塞は巨大な石で築かれており、14世紀に建てられた城壁には77の塔と約34の大門があり、全長約2.3キロメートルの壮大な構造を誇ります。要塞の頂上に登ると、リスボン市内を一望でき、広大な景色が広がります。 数百年にわたるポルトガルの歴史を見守ってきたサン・ジョルジェ城は、防御目的だけでなく、かつては王宮、軍営、国立アーカイブとしても使用されていました。現在では、文化遺産として博物館にもなっています。興味深いことに、城内には孔雀やフクロウが飼育されている鳥園もあります。 サン・ジョルジェ城の見学にはチケットが必要で、大人は8.5ユーロです。城内に入ると、まず壁龕にある聖ジョルジェの彫像や広場に立つポルトガル王マヌエル1世の彫像が目に入ります。高い城壁や堀、砲台、塔などの遺跡を自由に散策すると、中世ヨーロッパの雰囲気を感じることができます。 城壁から見下ろすリスボンの街並みは、美しい赤い瓦屋根が広がり、優雅で歴史的な趣があります。また、タホ川の両岸や巨大なイエス像も見ることができ、とても美しい景色です。