セルビア旅行に必要な事前情報～必見の目的地：ズラティボール

セルビアは、ヨーロッパ南東部に位置する国で、バルカン半島の内陸国であり、8つの国と接しています。そのうち4つは旧ユーゴスラビアのメンバーです。近年、セルビアの経済は急速に成長し、ヨーロッパ旅行の人気の目的地の一つとなっています。2015年には「Lonely Planet」によって「最も旅行する価値のある10の目的地の一つ」と評価されました。セルビアはヨーロッパで最も自然保護が完全に行われている場所の一つで、自然景観が非常に豊かで、果樹園、森林、草地、山岳、峡谷、湖、川、ワイナリー、ブドウ園などが至る所に広がっており、汚染はほとんどありません。空気は新鮮です。ドナウ川はヨーロッパで最も多くの国を流れる川で、そのうちの5分の1がセルビア国内にあります。 私は4つの都市を訪れました：ベオグラード、ノヴィサド、スボティツァ、ズラティボール～ まずはズラティボールを紹介します！ 西部の国境都市ズラティボールは、セルビアとボスニア・ヘルツェゴビナの国境地帯に位置しています。セルビアには5つの国立公園、30以上の自然公園、特別自然保護区があり、その中でもズラティボール州にあるタラ国立公園は非常に特徴的なもので、タラ山とドリナ川が交差しています。山の下には宿泊可能なログハウスがあり、ハイキングの途中で見る景色は美しいです。ドリナ川の岩の上に半世紀近く立っている小さな木の家は、近年、さまざまなソーシャルメディアで隠居生活を引き起こしています。実物も確かに夢のようです。ズラティボール山地の豊かな資源は、真のアウトドアアドベンチャーを体験することができます。 夏はハイキング、ボート、登山、冬はスキーが人気のアクティビティです。コパオニク山は東ヨーロッパで有名なスキーリゾートです。一年のうち200日以上は日差しがあるにもかかわらず、驚くことに毎年11月から翌年5月まで雪が降ります。スイスやフランスなどのヨーロッパのスキーリゾートと比べてその名声は必ずしも高くないかもしれませんが、44kmのスキースロープと20kmのゴンドラリフトは、多くの伝統的なスキーリゾートを見劣りさせます。 また、ズラティボール山地にある木の村は、セルビアの有名な映画監督が映画「Life is a Miracle」の撮影のために建設したものです。すべての建物は地面から家まで、木で作られ、色とりどりの絵の具で装飾されています。今では木の村は有名なリゾート地となり、博物館やギャラリー、スポーツ施設やレストラン、カフェだけでなく、100人収容の映画館もあります。木の村からは、ズラティボール山地を小火車で観光することもできます。世界で数少ない狭軌鉄道の一つで、列車自体が博物館で、4つの車両はそれぞれ異なるスタイルとレイアウトで、体験する価値があります。全行程は2時間半で、10の橋と22のトンネルを通過し、美しい山地の風景を一望できます。 他にも、セルビアに来たら絶対に見逃せない場所を紹介します：セルビアの首都ベオグラード。これはヨーロッパで最も古い都市の一つで、ドナウ川とサヴァ川の合流地点に位置しているため、「東洋と西洋の交差点」と呼ばれています。ベオグラードに来たら、市内で最も有名な商店街、ミハイロ公大通りをぜひ散策してみてください。19世紀末のヨーロッパ風の代表的な建築物が並んでいます。この通りを歩いて行くと、サヴァ川とドナウ川の合流地点にあるカレメグダン城があります。これはベオグラード市の歴史を最もよく示しているもので、ベオグラードの象徴的な観光地であり、レジャー施設でもあります。この城は何度も修復と拡張が行われていますが、古代ローマやオーストリア＝ハンガリー帝国の建築遺産が今でも見られます。現存する大部分の遺跡は、主にトルコ統治時代に建設されたものです。カレメグダン城の周辺は現在、公園になっており、ドナウ川とかつての戦場を見下ろすことができます。ベオグラードには、世界最大の東方正教の教会であり、世界10大教会の一つである聖サヴァ教会もあります。また、ベオグラード郊外のゼモン町は、地元の人々がリラックスするのに最適な場所です。町にはドナウ川沿いにたくさんの素晴らしいレストランがあります。町の最高地点にある千年塔からは、中欧風の赤い屋根の建物群を一望でき、ドナウ川を遠くまで見渡すことができます。また、ベオグラードの市街地を見ることもできます。 セルビア北部の都市ノヴィサドでは、毎年7月に4日間のEXIT音楽祭が開催され、世界各地から約30万人の観光客が訪れます。歴史的には、ここはセルビアの文化の中心地で、「セルビアのアテネ」と呼ばれています。ペトロヴァラディン要塞の城でアフタヌーンティーを楽しみながら、静かに流れるドナウ川を眺めることができます。自由広場でブランチを食べ、シャンパンを数杯飲み、春の暖かい日差しの下で午後を楽しむことができます。色鮮やかな建物とヨーロッパ風の豪華な馬車が行き交う様子は、人々を惑わせ、数百年前のヨーロッパの繁栄した地にタイムスリップしたかのようです。ベオグラードからノヴィサドまではバスで1時間、20分ごとにバスが出ており、日帰りで行くことができます。 セルビア北部の国境都市スボティツァは、ハンガリーの色彩が溢れる地元の芸術建築がたくさんあります。これは色彩豊かな芸術都市であり、多民族が融合した都市でもあります：25の民族、6つの言語。ハンガリー国境に近いため、ここではハンガリーの有名なジョナイ陶器を使って地元の建築を装飾することが一般的です。スボティツァには新芸術の宝庫を収めた博物館があり、地元で有名なリゾート地パリッチ湖は私にとってはまるで童話の世界です。童話の世界には大きな動物園もあり、それらが童話の世界をより生き生きとさせています。また、ワイン好きのあなたには、セルビアで有名なZVONKO BOGDANワイナリーとブドウ園を訪れることをお勧めします。これもパリッチ湖の近くにあります。