平遥の旅路 - 城隍廟にて

神秘的な文化遺産 城隍廟は中国の伝統的な宗教建築で、城隍神を祀る寺院です。民間信仰の重要な場所の一つとされ、都市の安寧と住民の安全を守ると信じられています。中国の多くの都市や町に建てられており、規模は様々ですが、いずれも人々の城隍神への敬意と祈りが込められています。 私は無神論者ですが、民間に根付いた習慣を排除しません。異なる宗教文化を尊重し、古い建築物の中に歴史の痕跡を探るのが好きです。そのため、国内の多くの城隍廟を興味深く訪れてきました。 平遥城隍廟は、国内でも数少ない、最もよく保存された県レベルの城隍廟で、2006年に国家級文化財保護単位に指定されました。文化財巡りが好きな私にとって、平遥を訪れる際に城隍廟は必見スポットです。 平遥城隍廟は平遥古城の城隍廟通りの東側に位置しています。調査によると、平遥城隍廟は北宋時代に建てられ、1100年以上の歴史があります。平遥城隍廟は三つの廟が一つになった寺院で、竈神廟と財神廟が合わさり、独特の「廟中廟」を形成しています。その配置は機能的に中国古代の宗教文化の多元的融合を体現しています。平遥城隍廟は配置だけでなく、その建築様式と芸術的価値も非常に高いものです…… 上海・中国