願いがすべて叶いますように

天台の上に立ち、下の山々を見渡すと、心がとても開放的になります。この瞬間、稲盛和夫が言ったことをふと思い出しました。1階にいると、誰かに罵られても、それを聞いてとても腹を立てます。10階にいると、誰かが罵っているのを聞き取れず、挨拶されていると勘違いします。100階にいると、誰かが罵っていても、まったく聞こえません。人が悩み苦しむのは、高さが足りないからです。高さが足りないと、見えるのは問題ばかりで、視野が狭く、くだらないことにこだわってしまいます。だから、人の高さが、物事に対する態度や見方を決定します。 九子岩の地蔵洞で静かに座り、自分自身と対話する中で、心の平静と安らぎを感じました。目を閉じた瞬間、まるで自然と一体になったかのように、騒がしさも、紛争もなく、純粋さと美しさだけがありました。ここでは、私は浄化されました。 双溪寺の門壁には、大兴和尚が生前よく言っていた言葉が書かれています。「善人は自分に善をもたらし、悪人は自分に害をもたらします。」心の動きはすべて原因であり、現在受けていることはすべて結果です。因果は定まっており、慈悲の心を持っていれば、善い因を植えて善い果を得ることができます。心が明るければ、すべてが明るいと感じます。 九華山は、心が休息できる聖地です。今回の禅修では、先生の導きのもと、各修行者が大きな収穫を得ました。心を浄化し、生命のエネルギーを呼び覚まし、知恵の次元を高め、私たちが本来持っている静けさを発見しました。 忙しい都市生活の中で、自分を見失ったことがありますが、禅修の旅を通じて、自分自身を取り戻しました。静かに身を置き、心を観察し、内なる広大な世界を観察します。