庭園の奥深くにある純陽宮は、「常識外れ」なほど国宝級の文物が野外展示されています。

5日間で太原の大小十数カ所のお寺を巡りましたが、純陽宮には本当に驚かされました。最終日に訪れたにもかかわらず、あまりにも控えめな存在で、午後にはほとんど観光客がいませんでした。 純陽宮は呂祖廟とも呼ばれ、もともは道教の呂洞賓を祀るために建てられましたが、現在は山西古建築博物館となっています。純陽宮は寺院と庭園が一体となった五進の中庭を持つ建築で、多くは明清時代の遺構です。 🪷しかし、純陽宮で最も驚くべきは、国宝級の文化財がそのまま展示されていることです。せいぜい囲いがあるだけで、「触れないでください」という札が立っているだけで、ガラスケースもなく、警備員もいません。 純陽宮には三つの絶品があります：九宮八卦院、涅槃変相碑、常陽天尊像です。 古建築博物館と呼ばれているだけあって、どんな特徴があるか見てみましょう： 🪷第一進 漢代の石虎、元代の関公像。 国宝級の涅槃変相石碑が回廊に野外展示されており、臨猗県大雲寺の遺物です。 🪷第二進 明代の宮門、弥勒銅像。 🪷第三進 中央には明代に建てられた呂祖殿があり、非常に格式が高いです。 両側の翼廊には「龍があれば霊験あり」壁画展があります。 🌸🌸右側の最初の部屋には、控えめに永楽宮玄帝廟の五龍捧聖図修復版の真跡が展示されています。（これも野外展示で、触れないでくださいと撮影禁止の表示があるだけで、真跡とは信じられません） 🪷第四進 建築の精華である九宮八卦院。 1階には明代の銅製金メッキ毘盧遮那仏像、2階には明代の真武大帝銅像があります。 🪷第五進 漢代の画像石が野外展示されています。 潜真洞内には「純陽三絶」の一つである常陽天尊像が祀られており、唐の開元7年に彫られたものです。 🪷純陽宮 住所：太原市迎沢区起鳳街と五一広場環路の交差点から西に50メートル、道路北側 開館時間：9:00~17:00、16:30に入場締切（月曜日は定休日） 入場料：15元/大人 観光客が少ないので、写真撮影も便利です！