甘粛天水董家院

董家院は元々胡家の婿が住んでいた一つの院で、後に元国民党の高級将校である董承烈の故居となりました。この院は清末民国初に建てられた二進四合院で、その煉瓦彫り、影壁、垂花門、彫花、斗間板、窓格子は非常に精巧で、天水の清末民初の古民家の代表的な建築です。院内は広々として明るく、環境は静かで優雅で、地面は色調が異なる鵝卵石で歩道が敷かれています。院内には百年以上の棕櫚の木が一本あり、董家院は雑院通道と接続されています。現在、部屋の中には精巧な明清の家具や名人の字画などが展示されています。董家院にはかつて地下通路があり、宝物を隠す洞窟があり、以前は穀物を貯蔵したり戦争を避けるために使われていました。宝物を隠す洞窟には二つの出口があり、一つは董家院、もう一つは芝蘭堂で、これら二つの出入口は同じく街の向かいにある北の家に通じています。