国清寺

山水之外の天台山は、「仏教の道源、山水の神秀」として国内外で名高く、ここにある国清寺は深山に隠れ、蓮池のほとりに囲まれています。これは千年の仏土であり、寒山が生きていた時によく訪れた古刹でもあります。 「寺が成れば、国も清らかになる」とは、国清寺が掲げる壮大な願いです。この隋代の古寺は、高僧の智越によって創建され、東渡した鑑真も訪れ、天竺の高僧も来たことがあり、寒山も、拾得も訪れ、さらには伝説の济公もここに常駐していました。 そして、《妖猫伝》の空海の原型がここに滞在し、偶然にも華麗な大唐文明と出会いました。国清寺の境界を一言で表すのは難しいです。それは遥かでありながら重くなく、清らかでありながら豊かで、荒涼としながらも威厳を持っています。清浄でありながら豊か、これが国清寺が人々に良い印象を与える理由です。