浙江省桐廬県翙崗村にある怡順堂

怡順堂は鳳川鎮翙崗老街（県指定の歴史文化街区）の西側の路地に位置しています。元の建築者は華姓で、現在の居住者である方銀花氏など4世帯は、土地改革の際に割り当てられました。伝えられるところによると、この家は清の咸豊年間以降に建てられました。東西に面し、敷地面積は268平方メートルで、三間二弄二進四合式の建物です。切妻造、馬頭牆、石の枠組みの門があります。一進は、間口13.55メートル、明間は奥行き7檩4柱6.35メートルです。明間の梁組みは前双歩内五架梁です。切妻造で、後方に重檐があり、両梢間に階段が設けられています。中庭は石板が敷かれ、両側には切妻造の廂楼があり、走馬楼となっています。二進の地面は一進より0.16メートル高く、奥行きは7檩7.8メートルで、切妻造です。明間には前檐廊があります。次間には階段があり、中庭の周囲には彫刻装飾が集中しています。2階の腰壁には人物の物語が彫刻されています。木の柱はすべて石の礎盤を使用しています。県指定の歴史文化街区である翙崗老街の重要な古建築であり、桐廬県の重要文化財です。