碗子城|唐の郭子儀が軍を率いて建てた。

|唐の郭子儀が軍を率いて建てた。碗子城は、古代の河南から山西への「羊腸坂道」（険しい山道）上にある最初の関所です。古くから軍事的な要衝として、歴代の武将たちが争奪した地です。碗子城は、唐代の名将郭子儀が率いる軍隊によって建設され、歴代の天井関を守る駐屯地でした。泽（泽州府、現在の山西省晋城市）と怀（怀庆府、現在の河南省沁阳市）の要衝を押さえ、四方を羊腸坂道に囲まれています。城郭は山崖に沿って建てられ、規模は大きくありません。その名前の由来は、この古城のような建築物が青石で積み上げられ、「丸い碗の形」をしていることから、「碗のようだ、故に碗子城という」とされています。 碗子城は古い羊腸坂道の一部として、議論の的となっている場所です。この古道と城塞にはかつての賑わいはもはやなく、その存在はより象徴的な意味合いを持つようになりました。1965年から現在に至る43年間、この地域は常平村と晋庙铺镇の間で争いの焦点となり、また山西省と河南省の両省がこの地の管轄権を巡って争っている場所でもあります。まるで同じ村の隣り合う二軒の家のように、お互いに十尺の路地を残すことはできても、相手が一寸でも多く土地を占めることは許さないのです。