[2025 登封 観光スポット]少林寺の観光ガイド（12月更新）

「天下の武術は少林寺に源を発す」と言われるほど、少林寺の武術は中国国内だけでなく、海外からの観光客も河南を訪れた際には必ず少林寺に足を運びます。ここは武術の聖地であると同時に、禅宗の発祥の地でもあります。少林寺で伝統的な武術のポーズをとって記念写真を撮れば、まるで武侠小説の世界に迷い込んだような気分を味わえるでしょう。 少林寺に関する二つのキーワード 1. 禅宗の祖 少林寺は中国の仏教聖地であり、漢伝仏教「禅宗」の祖庭でもあります。西暦527年、インドの高僧である菩提達摩（達磨大師）が海路で中国南部に渡り、その後長江を北上して中原に入り、少林に到着しました。達磨大師は少林寺の後山一帯で座禅を組み、教えを広め、「以心伝心」の禅宗教義を初めて提唱しました。これにより、少林寺は禅宗の祖庭としての崇高な地位を確立しました。 現在、多くの旅行者が少林寺に参拝し、平安を祈願しています。 2. 武術の源流 唐初の「十三棍僧が李世民を救った」という故事以来、少林寺はその卓越した「少林功夫」で天下に名を馳せ、それ以来、少林寺の僧侶たちの間で武術の修練が盛んになり、代々受け継がれてきました。少林寺は少林功夫の発祥地であり、少林派は武術界において最も広範で歴史が長く、拳法の種類も多い武術流派です。古来より、中国人の心の中で「天下武林第一の大流派」と称され、武術の世界における泰山北斗とされています。 塔林は少林寺歴代の住職僧の墓地で、静かで厳かな雰囲気に包まれています。ここからは映画『少林寺』の面影を見つけられるかもしれません。 旅行の実用情報 どうやって楽しむ？どれくらいの時間が必要？ おすすめのフリープラン： 半日ツアー：少林寺-塔林-初祖庵-達磨洞-少林寺武術館パフォーマンス 少林寺の建築群は主に三つの部分から構成されています：常住院塔林、初祖庵、達磨洞。洛陽や鄭州から少林寺へ向かう旅行者の多くは、このルートを選択します。 少林寺の配置は典型的な漢伝仏教寺院のスタイルで、中軸対称となっています。山門を入ったらまっすぐ進むだけでよく、寺内はそれほど広くないため、1時間ほどで見学を終えることができます。 塔林は少林寺の西約400メートルに位置し、少林寺の歴代高僧が入寂した後の墓地です。仏教には「人一命を救うことは、七級の浮屠を建てるに勝る」という言葉がありますが、ここでの「浮屠」とは仏塔を指します。ここでは、少林寺の歴代高僧の生涯について知ることができます。 初祖庵と達磨洞も少林寺の近くにあり、徒歩で観光できます。初祖庵は宋代の人々が初祖達磨の壁面修行を記念して建立したもので、達磨洞はまさに達磨大師が9年間壁面修行を行った場所です。 ワンデーツアー：少林寺-塔林-三皇寨 午前の半日観光スケジュールに従い、まず少林寺を観光し、その後塔林へ向かいます。塔林から約5分歩いたところに「少林寺ロープウェイ」があります。ロープウェイで三皇寨駅に到着後、約30分歩くと三皇寨観光エリアの入り口に到着します。 三皇寨観光エリアを遊覧するには少なくとも3～4時間かかります。エリア内には多くの珍しい地質景観があり、中でも三皇寨の懸崖栈道は見逃せません。懸崖栈道を歩きながら、一方にはそびえ立つ絶壁、もう一方には深い谷底が広がり、心身ともに大きな試練となる体験です。 2日間の日帰りツアー：少林寺-嵩陽観光エリア-中岳観光エリア 少林寺は嵩陽書院、中岳嵩山と同じ登封市に位置しており、時間に余裕のある旅行者は3つの観光エリアのセット券を購入し、2日間に分けて観光することができます。1日目は少林寺観光エリアを訪れ、夜には「禅宗少林音楽大典」の野外劇を鑑賞し、2日目は登封市街から少し離れた嵩陽と中岳の観光エリアに向かいます。 本物の少林寺拳法を見学できる場所はどこですか？ 現在、普通の旅行者として少林寺で少林武僧たちの武術練習を見るのは難しいです。しかし、旅行者は少林寺のセットチケットを利用して、少林寺の東約700メートルにある少林寺武術館で少林功夫のパフォーマンスを観覧することができます。 上演時間：少林武術館の上演時間は現地で発表される時間に準じます。各公演は30分間です。費用は入場チケットに含まれています。 どこに泊まるのがおすすめですか？少林寺の周辺にはいくつかの農家旅館やゲストハウスがありますが、設備は一般的です。時間に追われていないのであれば、ここに宿泊するのはお勧めしません。1泊する場合、登封市内に宿泊するのが良い選択です。嵩山の三大観光エリアへのアクセスも比較的便利です。 少林寺で精進料理は食べられますか？少林寺を訪れるなら、精進料理は見逃せません。少林寺内の精進料理店「歓喜地」でぜひ味わってみてください。 少林寺の物語 史上最強の立ち退き拒否者： 立ち退き拒否者と言えば、今に始まったことではなく、少なくとも唐代にはすでに少林寺のような立ち退き拒否者が存在していた。唐の高祖李淵は撤去を命じたが成功せず、太宗李世民が即位すると、少林寺を追及するどころか大々的に褒賞を与えた。現在の立ち退き拒否者と比べれば、少林寺は史上最強の立ち退き拒否者と言えるだろう。 事の起源は李淵が下した立ち退きの勅令で、河南省内にある少林寺を含む全ての寺院を撤去するよう要求したことだった。 聖旨を受けた後、少林寺の数百人の僧侶全員が従うことを拒否し、心を一つにし、団結して命令に抵抗しました。李淵にはどうしようもなく、唐王朝が成立したばかりで「残忍で不仁」という評判を得るわけにはいかなかったため、少林寺の「留置」を黙認しましたが、秦王が少林寺に与えた4000ムーの寺田は没収しました。 後に李世民が皇帝になった後、少林寺に4000ムーの土地を再び与え、僧兵の訓練を許可し、殺生戒を解き、酒肉を食べることを許した。 寺内には「唐太宗賜少林寺主教碑」という石碑があり、この歴史を記録しています。少林寺を訪れた際にはぜひご覧ください。