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敦煌

敦煌古城（とんこうこじょう）西漢（前202年—8年）時代からできた城壁ですが、一部の城壁を除き、建築物が殆どなくなりました。1987年の中日共同制作映画【敦煌】のロケッチです。<img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/0355d1200081y3v4rB7CE_Z_1000_0.jpg" imageid="4700187" sourcewidth="1000" sourcehight="625">陽関址（ようかんあと）敦煌の南西65キロ。漢の時代（前107年）に設けられた関で、玉門関の陽(南)に位置するので陽関と言われます。玉門関が西域北道への起点であったのに対して、陽関は西域南道への起点でした。しかし、唐代には玉門関は、敦煌の東に移され、そのため、唐以降は西域への道はすべて陽関経由になり重要度を増すことになりました。今残っているのは、烽火台の址で、陽関そのものは沙漠の中に埋もれています。唐代の詩人・王維が作成した有名な詩があります。渭城の朝雨軽塵をうるおし客舎青々柳色新たなり君に勧む更に尽くせ一杯の酒西の方，陽関を出ずれば故人無からん三蔵法師玄奘も、インドからの帰途にこの関を通りました。<img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/0354h1200081y1bi8DF9E_Z_1000_0.jpg" imageid="4700165" sourcewidth="1000" sourcehight="664"><img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/fd/tg/g1/M02/7B/D9/CghzfVWwxN6AY2_BAAmJlZ0SUbU601_Z_1000_0.jpg" imageid="4700169" sourcewidth="1000" sourcehight="491">玉門関址（ぎょくもんかんあと）敦煌の西北85キロ。漢の時代（前116年一前105年）に開かれ、ホータンの玉の入り口にちなみ玉門関と名づけられました。陽関とともに、西域への起点であって、西域北道（天山北路）へは玉門関を経由し、西域南道へは陽関を経由しました。唐の李白の代表作のひとつに数えられる詩に「子夜呉歌」と題された詩があります。長安（西安）を舞台にした詩ですが、そこに玉門関が登場しました。長安　一片の月万戸　衣をうつの声秋風　吹き尽くさず総べてこれ玉関の情いずれの日か胡虜を平らげて良人は遠征を罷めん妻は、長安に残され、月を見、砧の音を聞き、秋風を肌に感じています。そうした総てが、玉門関を越えて遠征をしている良人への想いに繋がります。<img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/fd/tg/g4/M01/4E/9C/CggYHFXEFZSAbas-ADL8Og2dTUM832_Z_1000_0.jpg" imageid="4700169" sourcewidth="1000" sourcehight="667"><img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/100c050000000dk5n852F_Z_1000_0.jpg" imageid="4700169" sourcewidth="1000" sourcehight="667">河倉城（かくらじょう）疏勒河に沿って築いた軍用倉庫ですので、河倉城と名付けられました。漢から魏・晋までの間、陽関や玉門関、長城などの関所へ軍需品を供用し、往来の兵士達へも食料や衣類、軍馬飼料なども提供していました。<img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/0352p1200081y3p55BB5C_Z_1000_0.jpg" imageid="4700169" sourcewidth="1000" sourcehight="665">漢長城（かんちょうじょう）万里の長城の続きで、泥や藁などで築いた漢代の長城です。<img src="https://ak-d.tripcdn.com/images/100j050000000dk1y9DD8_Z_1000_0.jpg" sourcewidth="1000" sourcehight="667">

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