おすすめポイント: 岷江(みんこう)の本流に沿った都江堰(とこうえん)景区は、都江堰市の西部にあります。秦朝の紀元前256年頃、蜀郡の太守だった李冰(りひょう)とその息子によって建設されました。古代中国の治水施設の中で、現在でも当時のままの形を保っている数少ない場所の一つで、主に、魚嘴(ぎょし)分水堤、飛沙堰(ひさえん)放水路、宝瓶口(ほうへいこう)取水口の3つの設備からなります。付属設備には、百丈堤と呼ばれる幅300メートルほどのダムとY字形の人字堤が含まれます。岷江はこれらの設備によって外側と内側の支流に分岐し、外側の支流は洪水調節に使われ、内側の支流は潅漑に使われています。そのおかげで、四川省の川西平原は現在のように「豊かな土地」となったのです。