陶芸空間 虹の泉

松阪の山奥に……地元でも知る人ぞ知る

松阪の山の向こうのそのまた向こうにある。 バスも本物件の手前の森地区までしか運行が無い。 従って、車かバイクで行くしかない。 冬は寒いと思う。夏も暑くなる地方。 中勢地方にある。津市民や松阪市民でも知っている人は いかほどか。私もネットサーフィンをして知った。 まずこの方面に用事がない。 だから地域の人が支持してこんな公園が生まれたのかもしれない。 公園であるが、これを一人...

今の時代だからこそ行くべき場所

たった一人で、３５年の年月をかけて作られた虹の泉。道路沿いにあるゆるい看板にだまされてはいけません。ものすごい熱量で圧倒される作品です。 営業時間には右手に現在の管理者である作者東健次さんの奥様がいて、解説もしていただけるので是非お声がけしたほうがより深く東さんの精神性に触れることができると思います。松阪市からレンタカー以外で行くハードルが高いことだけが残念です（一日に３本のバスがありますが、行...

一見奇抜ではありますが…

国道166号線は、冬は通り難くなる。奈良県と三重県の県境にある高見山(1,248.4m)の峠は、大峯山や大台が原山に連なる北側、樹氷･霧氷やサシバの渡りの通り道で知られており、今はトンネル(長さ2,470m、標高625m)があるが、三重県側の急坂、橋梁の凍結が心配になる。 虹の泉は三重県側に下った標高330mの波瀬集落にある。波瀬は松阪市の町の中心からの直線距離は4kmほどなのだが、くねくねと、山...

心ひかれる不思議な美術空間

とても不思議な場所です。 2013年に74歳で亡くなった，東健次氏が，陶芸による，アートの空間を，35年間かけて，一人で作りあげた場所です。 (作りたかったものは)(パンフレットによると)海面に浮かび上がった(自身が見たやきものの)幻影だと，作者は言っています。 完成図のパンフレットによれば，この光景は，雲の上の世界を表したものだそうです。 雲の上と聞くと，ギリシア・ローマ神話に出てくる，神々が...