横須賀水道発祥の地

ヴェルニー

半島で海に近いのに豊富な湧水があります。湧水を利用して上水道が整備されたようです。海軍との関係も深いようです。

走水の海沿いにあります

京急の馬堀海岸駅から歩いて行こうと思ったのですが、バスに乗って正解でした。駅からは相当に距離があります。馬堀海岸駅前から観音崎行きの京急バスに乗って、住宅街を抜け海が眺められる道路に入ったら最初のバス停、伊勢町で下車。バスの来た通りを少し戻ると、道路の両側が横須賀市水道局の管理する水源地になっています。こんな海岸に水源地というのは、予想外の立地ですが、横須賀の市街地へ水を供給する重要な水源で、近代...

明治の時代に思いをはせる

走水という地名がいかにも水の豊かさを感じさせるところに横須賀水道発祥の地の石碑がありました。明治時代に建てられたというレンガ造りの施設は、中は見学できませんでしたが少し離れたところから眺めることはできました。

走水の水源管理センター内に碑があります

走水は、横須賀市水道の始まりの水源地です。 降水後20数年を経て涌き出る水は、一日約1,000立方メートル、カルシウムなどを多量に含み、おいしいことで有名だそうです。 現在も駐車場に隣接した水栓から水が供給されています。大勢のみなさん水を汲みに来ていらっしゃいました。

走水水源地

横須賀造船所のフランス人技師ヴェルニーが、明治9年に走水の湧水を横須賀造船所に配水したのが横須賀の水道の始まりだそうです。走水水源地管理センターの中に横須賀水道発祥の地の石碑があります。管理センターの中には入れませんが、石碑は外側から見えます。このあたりは桜の名所です。