牛根麓稲荷神社の埋没鳥居

ナポリのポンペイを追想

駐車場は薄っすらと火山灰に覆われこの地方特有の雰囲気が感じられます。犬連れで参拝しましたが程よい距離の階段を10分程度登ると埋没鳥居につきます。地主の方が観光資源の為に大正3年（1914）の桜島大噴火で埋もれた鳥居を掘り出したとの事です。不思議なことにズレたままぴったりとくっ付いた鳥居は離れず寄り添う夫婦円満の象徴とか。上部のみ地上に表れており、土の下にはかつての神社が未だ埋もれていると考えると自...

階段を登る価値あり

国道220号線沿いに小さい案内看板があります。 集落内の細い道を抜けると大きな駐車場があり、 そこから階段を登ること5～10分。 階段を登るだけの価値があります。 また、神社から桜島がきれいに見えるのもおすすめポイントです。

もう一つの埋没鳥居

桜島だけではなく牛根にも埋没鳥居があるよと地元の方に教えてもらい立ち寄ってみました。黒神と違って桜島からそれなりに距離があり、小高い丘の中腹にあるにも関わらず、鳥居のほとんどが埋没していてびっくりしました（これでも1.45mの高さまで掘り起こしたそうです）。噴火の際に鳥居の左右がずれたそうですが、そこから100年崩れずないまま。住宅街の中ですが、駐車場も整備されていました。

桜島の埋没鳥居より現実味

桜島内にも埋没鳥居がありますが、ここに行きたかったのは「より現実味」のある中央で鳥居が割れているところだと思います。100年前に１ｍ降石が積もった存在感のある場所でした

爆発の凄さを確認

桜島の爆発に伴う避難勧告などがありましたが、大正３年の爆発はこの場所から見たら桜島の反対側が噴き上げたにも拘わらず、ここが埋没するという怖さを感じて欲しい。黒神はより近いので想像できるがここまでの距離を考えたら自然の強さにビックリします。