【お盆の風習】迎え火・送り火・初盆の作法からお墓参り・お供え物・盆踊りまで~お盆の風習を徹底解説!
目次
- お盆の風習|迎え火
- お盆の風習|迎え火とは
- お盆の風習|正しい作法とタブー
- お盆の風習|送り火
- お盆の風習|送り火とは
- お盆の風習|正しい作法とタブー
- お盆の風習|初盆(新盆)の特別な供養の流れ
- お盆の風習|お墓参り
- お盆の風習|お墓参りの手順
- お盆の風習|お墓参りのスケジュール
- お盆の風習|新盆で注意すべき7つのポイント
- お盆の風習|お供え物の選び方と配置
- お盆の風習|基本のお供え物
- お盆の風習|お供え物の選び方
- お盆の風習|お供え物の配置
- お盆の風習|盆踊りの由来と参加方法
- お盆の風習|盆踊りの由来
- お盆の風習|盆踊りの参加方法
- お盆の風習|精進料理のレシピとタブー
- お盆の風習|精進料理のレシピ
- お盆の風習|タブーな食べ物
- お盆の風習|お盆飾り
- お盆の風習|飾り方
- お盆の風習|盆提灯の数の意味
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日本の夏の風物詩であるお盆は、先祖の霊が家族のもとに帰ってくる特別な期間です。この記事では、迎え火・送り火の正しい作法、初盆(新盆)の特別な供養から、お墓参りの適切な時期、お供え物の選び方、精進料理のレシピ、盆踊りの由来、盆提灯の飾り方まで、お盆にまつわる伝統的な風習をすべて網羅して詳しく解説します。
夕暮れ時に家の前で焚かれる小さな炎は、先祖の霊への「ようこそお帰りなさい」という温かいメッセージです。迎え火は8月13日の夕方、お盆の入りに行われる伝統的な風習で、麻がらと呼ばれる麻の茎を燃やして作ります。この炎は暗闇の中で「ここがあなたの家ですよ」と知らせる目印となり、迷うことなく家にたどり着けるように導きます。
迎え火の正しい作法:
1. 日時と場所
- 8月13日(7月盆の地域は7月13日)の日没前後
- 午後5時~8時頃が最適
- 玄関前や庭先など家の入口付近
2. 準備物
- 麻幹(おがら)または松の割り木
- 焙烙(ほうろく)または耐火性容器
- 消火用の水(バケツ1杯以上)
- 火ばさみまたはトング
3. 手順
- 仏壇に手を合わせてから開始
- 容器におがらを入れ、着火
- 「お迎えします」と心で唱えながら
- 完全に消火するまで監視
- 灰は清潔な布で包んで処分
4. 迎え火の現代的なアレンジ
- ベランダで線香を焚く
- LEDライトを使用した電気式迎え火
- キャンドルを使った簡易迎え火
- 玄関先に提灯を飾る
タブーとされる行為:
1. やってはいけないこと
- 風の強い日に無理に行う
- 火をつけたままその場を離れる
- 大量の麻幹を一度に燃やす(煙が問題になる)
- プラスチック容器を使用する
- 服装:サンダルなど火の粉が危険な格好
2. 宗教的なタブー
- 仏教:大声で騒いだりふざけたりしない
- 神道:神社のしきたりと混同しない(お盆は仏教行事)
- 宗派によって細かい作法が異なる場合は菩提寺に確認
楽しい時間はあっという間に過ぎるもの。8月16日の夕方、お盆の最終日には、送り火を焚いて先祖の霊を見送ります。迎え火と同じく麻がらを燃やし、「また来年もお会いしましょう」という思いを込めて炎に託します。
送り火の時間帯は午後5時から夜8時頃までが一般的で、迎え火と同じ場所で行います。京都の大文字焼きや長崎の精霊流しなど、地域によっては大規模な送り火行事が行われ、観光客も多く訪れます。特に京都の五山の送り火は「大文字」「妙法」などの文字が山肌に浮かび上がり、夏の風物詩として有名です。
送り火の正しい作法:
1. 日時
- 8月16日の日没後(午後5時~8時頃)が最適
- 地域によっては15日夕方に行う場合も
- 京都の五山送り火は16日午後8時一斉点火
2. 準備物
- 麻幹(おがら):仏具店やスーパーで購入可能
- 焙烙(ほうろく):素焼きの平皿(直径15cm程度)
- マッチやライター
- 消火用の水バケツ
- うちわ(炎の調整用)
3. 手順
- 仏壇に手を合わせ送る旨を報告
- 家の入口(玄関前や庭先)で実施
- 焙烙の上に麻幹を十字に組む
- 炎が安定するまでそっと見守る
- 燃え尽きるまでその場を離れない
4. 心構え
- 「ありがとうございました」と感謝の気持ちで
- 炎を見ながら故人との思い出に思いを馳せる
- 完全に消火した後、灰は清潔な布で包んで処分
タブーとされる行為:
- 火災予防関連
× 風の強い日に行わない
× 可燃物の近くで実施しない
× 消火確認前にその場を離れる
× 子供だけで行わせない - マナー関連
× 騒いだりふざけたりしない
× スマホで動画撮影しながら(故人への不敬)
× 派手な服装で臨む
× 灰をそのままゴミ箱に捨てる - 宗教的タブー
× 仏壇にお供えしたものを食べてから行う
× 送り火の炎を吹き消す
× 同じ火でタバコに火をつける
× 翌日まで提灯を片付けない
初盆または新盆は、四十九日を過ぎて初めて迎えるお盆で、特に丁寧な供養を行います。関東では「にいぼん」、関西では「はつぼん」と呼ぶことが多く、7月にお盆を行う地域と8月に行う地域があるので注意が必要です。
【迎え盆(13日)】
1. お供え
- 精進料理(霊供膳を使用)を1日3食、理想は毎日交換(難しい場合は中日のみでも可)基本は一汁三菜(ご飯・味噌汁・煮物・和え物・炒め物)
- ご飯は丸く大盛りに、おかずは5色・5味を意識
- 迎え団子を供える
2. お墓参り
- 13日午前中に実施
- 念入りに掃除(スポンジ・布・ブラシを準備)
- 高温多湿のためコケや草花の除去に注意
3. 迎え火
- 13日夕方、門前/玄関先で松の割り木やおがらを焚く
- マンションの場合は門灯や提灯で代用
- 盆提灯(白提灯含む)に灯りを入れる
【中日(14-15日)】
- 家族でお墓参り
- 僧侶を招き法要を実施
- 親族・知人に食事を振る舞う
- 盆提灯の灯りを絶やさない
- 精進料理を継続(14日はおはぎ、15日はそうめんなど)
【送り盆(16日)】
1. 送り火
- 16日夕方(17:00-20:00頃)に迎え火と同様に実施
- 地域共同の送り火もある
- お供えとお祈りをしながら見送り
2. お盆飾りの片付け
- 送り火後または翌日に実施
- 白提灯・真菰・牛馬などは処分
※注意点
- 盆提灯は電球式が主流
- 料理の並べ方は宗派/地域により差異あり
- 送り火の時間帯は地域によって異なる場合あり

(写真ベビーログ)
お盆のお墓参りは13日の午前中に行うのが理想的です。墓石をきれいに掃除し、新鮮な花と水を供えます。お墓参りの準備物としては、バケツ・ひしゃく・スポンジ・雑巾・線香・マッチ・お供え物(果物やお菓子)が必要です。
お墓参りの手順:
- 墓前に到着したら一礼する
- 墓石を水で濡らしたスポンジで優しく拭く
- 花立に新しい花を活ける(菊が一般的)
- 水鉢にきれいな水を注ぐ
- 線香に火をつけ、手を合わせる
- お供え物を置き、故人を偲ぶ
- 最後に一礼して退く
【13日(迎え盆)】
- 午前中:お墓参り(墓掃除とお供え)
- 夕方:迎え火を焚く(午後5時~8時頃)
- 夜:精霊棚に夕食をお供えする
【14日(中日)】
- 午前:仏壇の掃除とお供え物の交換
- 午後:僧侶を招いて法要(初盆の場合)
- 夜:家族で故人を偲び、思い出話をする
【15日(中日)】
- 終日:親戚が集まり、供養を続ける
- 夕方:盆踊りに参加する地域も
【16日(送り盆)】
- 午後:お供え物を下げ、精霊棚の片付け開始
- 夕方:送り火を焚く(午後5時~8時頃)
- 夜:提灯を片付け、お盆の終了
1. 早めの準備開始(2ヶ月前~)
新盆の準備は通常のお盆よりも早く、2ヶ月前から始めるのが理想的です。特に僧侶の手配は早めに行いましょう。お盆時期は僧侶が大変忙しいため、遅くとも1ヶ月前までには菩提寺に連絡を入れ、法要の日時を確定させておきます。
2. 白提灯の準備
新盆では、清浄無垢を表す白提灯を用意します。提灯は故人一人につき一つ用意するのが基本で、玄関先や仏壇前に飾ります。最近ではインターネットでも注文できますが、絵柄や家紋を入れる場合は2週間以上の余裕を持って注文しましょう。
3. 法要の詳細計画
法要後に行う会食の有無や場所を早めに決定します。最近では、精進料理にこだわらず、故人の好物を取り入れたメニューを用意する家庭も増えています。会場は自宅以外に、寺院の斎場や料理店を利用するケースもあります。
4. 案内状の発送時期
親戚や故人と親しかった方々への案内状は、1ヶ月前を目安に発送します。案内状には法要の日時、場所、会食の有無、駐車場の有無などを明記し、返信用はがきを同封すると親切です。
5. 精霊棚(盆棚)の設営
精霊棚は盆の入り前日(8月12日)までに設営します。最近では住宅事情から簡易的な飾り方も一般的で、小さな机に白布を敷き、位牌・精霊馬・お供え物を飾ります。精霊馬はキュウリで馬、ナスで牛を作り、故人のあの世とこの世の行き来の乗り物として供えます。
6. 服装のマナー
参列者の服装についても案内状に明記します。一般的には喪服が基本ですが、「平服で」と指定する場合もあります。その際も、黒や紺、グレーなど地味な色合いの服装を心がけましょう。
7. 地域ごとの風習確認
新盆の風習は地域によって大きく異なります。例えば、関西地方では「初盆提灯」として特別な提灯を飾る習慣があったり、東北地方では独特の供え物を準備したりします。事前に地元の年配者や菩提寺に確認を取り、地域の習わしに沿った準備をしましょう。

(写真ベビーログ)
1. 精霊馬
- キュウリで作った馬:ご先祖様が早く家に帰ってこられるように
- ナスで作った牛:ゆっくりあの世に戻れるように
- 割り箸やおがらで4本足を作る
2. 水の子
- 刻んだナスやキュウリと洗った米を蓮の葉に盛る
- 無縁仏や迷っている霊にも施すという意味
3. そうめん
- 細く長い形から長寿を願う
- 先祖の霊が馬の手綱として使うという説も
4. 季節の果物
- ぶどう、メロン、桃など
- 丸い形は「縁」を連想させる
5. 故人の好物
- 生前好きだった食べ物や飲み物
- 最近ではスナック菓子や缶コーヒーも
6. 精進料理
- 肉や魚を使わない野菜中心の料理
- 五色(赤・緑・黄・白・黒)を意識
1. 基本は仏教の「五供」で準備
正式なお供え物は仏教で定められた「香・花・灯燭・浄水・飲食」の五供が基本です。線香やろうそくは日常の供養にも使える実用品で、他家へ贈る際もこの五供から選べば間違いありません。特に初盆では伝統に則った正式なお供えが求められます。
2. 暑さ対策を考慮した食品選び
お盆時期は食品が傷みやすいため、常温で3~4日保存可能な食品を選びましょう。焼き菓子や乾物、缶詰などが適しており、個包装されているとより衛生的です。旬の果物ならスイカやメロンなどが喜ばれますが、生ものや乳製品は避けるのが無難です。
3. 適正価格帯と贈り方のポイント
お供え物の相場は3,000~5,000円程度が一般的です。初盆で香典を別途渡す場合は3,000円程度、香典を渡さない場合は5,000~10,000円程度の品物が適当でしょう。高額な品物はかえって遺族に気を遣わせてしまうため、迷ったら百貨店の供物コーナーで相談するのも良い方法です。
4. 遺族への配慮を第一に
形に残る品物より線香や食品などの消耗品が好まれます。遺族が処分に困らないよう配慮し、特に初盆では控えめで実用的な品を選びましょう。のし紙は「御供」または「御供物」と表記し、白黒または黄白の結び切りの弔事用包装紙を使用するのがマナーです。
お墓参りの際のお供え物は、種類ごとに適切な供え方が異なります。事前に正しい方法を確認し、故人への敬意を表しましょう。
1. お線香の供え方
お線香は必ず香炉にお供えします。火をつけた後は手であおいで消し、故人を偲びながら供えるのが基本です。香炉の形状によって、横向きの場合は火元を左側にして寝かせ、縦向きの場合は立てて供えます。宗派によって線香の本数や作法が異なるため、事前に確認しておくと安心です。
2. 飲食物のお供え方法
果物や故人の好物は、必ずお盆や台の上に供えます。墓石に直接置くと汚れや傷みの原因となるため、敷き紙やハンカチなどを使用するのも良いでしょう。特に夏場は食品が傷みやすいので、参拝後は速やかに下げる配慮が必要です。
3. 灯燭の取り扱い
ろうそくは専用のろうそく立てに立てるのが基本です。墓石に直接立てると蝋が付着して汚れの原因になります。ろうそく立てがない場合は携帯用の燭台を使用し、参拝後は必ず火を消すことを忘れずに。風の強い日は火災防止のため、ろうそくの使用を控える配慮も大切です。

(写真ベビーログ)
盆踊りは、平安時代の念仏踊りが起源とされ、先祖の霊を慰めるために始まりました。現在では地域の夏祭りとして楽しまれています。
1. 仏教文化との深い関わり
盆踊りは、お盆の期間中に帰ってくるご先祖様の霊を歓迎し、共に時を過ごして見送るという宗教的意味合いを持つ神聖な儀礼です。その起源は仏教の「念仏踊り」に遡ります。念仏踊りとは、当初は自ら念仏を唱えながら踊る修行形態でしたが、次第に踊り手と念仏唱和者が分業する「踊り念仏」へと発展しました。こうした宗教芸能がお盆の行事と融合し、現在の盆踊りの原型が形成されました。特に旧暦7月15日(盂蘭盆会)に踊り、16日に精霊送りを行うという形式は、室町時代から続く約500年の伝統を有する由緒正しい習俗です。
2. 社会的機能の多様化
盆踊りは単なる宗教儀礼にとどまらず、地域社会における重要な交流の場としての役割も担ってきました。離れて暮らす家族が帰省し、旧交を温める機会として、また新たな人間関係を築く場として発展しました。江戸時代以降は特に、男女の出会いの場としての性格も強まりました。当時は異性と交流できる機会が限られていたため、満月の明かりに照らされた盆踊りの夜(旧暦7月15日)は、人々の心を躍らせる特別な場となったのです。こうした娯楽的要素の融合が、盆踊りをより豊かな文化的行事へと発展させてきました。
1. 気軽に参加できる「輪踊り」
盆踊りには、やぐらを囲む「輪踊り」と、列になって町中を練り歩く「流し踊り」があります。流し踊りは事前に踊り手が決まっていることが多いため、飛び入り参加したい場合は「輪踊り」がおすすめです。
やぐらの周りにはいくつかの輪ができており、一番外側の輪で曲が終わったタイミングに「入ってもよろしいでしょうか?」と一声かけるとスムーズに参加できます。
2. 浴衣で踊れば雰囲気も盛り上がる
盆踊りに服装の決まりはありませんが、浴衣を着るとより一層気分が盛り上がります。振り付けも浴衣を想定しているため、踊りが上達したように見える効果も!
ただし、下駄に慣れていないと足が痛くなることがあるので、足袋を履いたり、鼻緒を柔らかく調整したりするのがおすすめです。
3. 足の動きを意識して踊ろう
盆踊りは「地を踏んで霊を鎮める」という意味を持つため、手の動きよりも「足の動き」が重視されます。特に「ナンバ歩き」(右手と右足、左手と左足を同時に動かす歩き方)が基本となるので、まずはこの動きに慣れることから始めましょう。
また、お盆期間中は「霊を迎え、送る」という意味があるため、手の動きにも気を配り、単なる踊りではなく供養の気持ちを込めて踊るとよいでしょう。
参加時の注意点:
1. 迷惑行為はNG
- 自己流の振り付けで踊らない
- 飲食しながら踊らない
- 写真撮影などで踊りの輪を止めない
2. 動きやすい服装&荷物は最小限に
- 浴衣や軽装で、動きやすい格好を心がける
- 荷物は邪魔にならないよう小さなバッグにまとめる
- 地域によってはうちわや扇子、てぬぐいを使うこともあるので、事前に確認を
3. こまめな水分補給を
- 夜でも蒸し暑いことが多いため、休憩時間を利用してしっかり水分補給をしましょう。体調に異変を感じたら、すぐに輪から抜けて休むことが大切です。
精進料理とは肉や魚などを使用しない僧侶特有の食事です。生物を殺してはならない仏教の風習により精進物のみ使用するのが特徴です。お盆の期間中、ご先祖様へお供えする「御霊供膳」として用意されることが多く、修行僧の食事としても知られています。
精進料理には主に「一汁三菜」と「一汁五菜」の2つの形式があります。どちらも仏教の「不殺生戒」に則り、野菜・穀物・海藻類などを中心に調理します。
- 一汁三菜(簡易スタイル)
ご飯(飯椀)、汁物(汁椀)、漬物(高杯)の3品を基本とし、白飯は器いっぱいに丸く盛り付けます。略式ながらも、ご先祖様の好物を取り入れることで心のこもったお供えになります。
- 一汁五菜(正式スタイル)
ご飯(飯椀)、汁物(汁椀)、煮物(平椀)、和え物(壺椀)、漬物(高杯)の5品で構成されます。器の配置は宗派や地域によって異なるため、菩提寺に確認するのが安心です。
精進料理の代表レシピ:
1. 精進だしの取り方
鰹節や煮干しは使わず、昆布や干しシイタケで出汁を取ります。水に浸けて一晩おくか、弱火でゆっくり煮出すことで深いうま味が引き出せます。
2. 精進煮物
大根・人参・里芋・こんにゃくなどを角切りにし、精進だしでことこと煮含めます。しょうゆとみりんで味を調え、最後に絹さやを添えると彩りよく仕上がります。
3. 精進和え物
ゆでた青菜やもやしに、すりごまや豆腐で作った白和え衣を絡めます。冷やしてから盛り付けると、暑い時期にもさっぱりと頂けます。
4. 精進汁
わかめと豆腐の味噌汁が定番です。だしは昆布と干しシイタケで取り、具材は小さめに切って食べやすくします。
1. 三厭(動物性食品の禁忌)
三厭とは、獣類(牛・豚など)、鳥類(鶏・鴨など)、魚類(魚・貝など)の動物性食品を指します。仏教の「不殺生戒」に基づき、生き物の命を奪うことを避けるため、精進料理では一切使用しません。たんぱく質は大豆製品(豆腐・納豆など)で補い、植物性の食材だけで栄養バランスを整えます。
2. 五葷(刺激物の禁忌)
五葷(五辛)とは、にんにく・玉ねぎ・ねぎ・にら・らっきょうなど、香りや辛味が強い野菜の総称です。これらの食材は煩悩を刺激し、修行の妨げになると考えられています。精進料理では味付けにも注意し、できるだけシンプルで清浄な味わいを追求します。
盆棚(精霊棚)の飾り方
1. 盆棚の飾り方
- 祭壇を準備する
- 真菰(まこも=真菰で編んだゴザ)や一般的なゴザを敷く
- 四隅に竹を立てる
- 竹の上部にしめ縄を張る(真菰縄)
- 位牌を仏壇から盆棚に移動す
- ご先祖様の好物やお供物を供える
2. 飾るもの

(写真:ヤシロの永代供養メディア)
(1)素麺(そうめん)
(2)昆布
(3)鬼灯(ほおずき)
(4)生花
(5)精霊馬(しょうろううま)
(6)水の子(みずのこ)
(7)みそはぎの花
(8)夏の野菜や果物
(9)真菰(まこも)
(10)真菰縄(まこもなわ)
初盆に用意する提灯の数に明確な決まりはありません。ただし、地域の風習や宗派、家の考え方によってある程度の「目安」は存在します。
一般的な提灯の数:
- 白提灯:1個または1対(玄関先や門口に設置)
- 絵柄入り提灯:1~2対(仏壇の左右に置く)
- 小型の吊り提灯や置き型:数個(補助的に使用)
特に初盆(新盆)の場合、故人を迎える特別な意味合いから、通常より多めに提灯を飾る傾向があります。ただし最近では、省スペース型のLED提灯や折りたたみ式のものも普及しており、伝統と現代の生活様式を融合させた新しいお盆の形も生まれています。
大切なのは形式よりも、故人を偲ぶ心。提灯の灯りがご先祖様の道標となり、家族の想いが届くことを願って飾ることが、何より重要なのです。



