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【北海道】美しいオホーツク海を臨む!流氷物語号の2023年1番列車に乗ってきた!

えんどうまめ
えんどうまめ
2023年2月4日

目次

  • はじめに
  • 流氷物語号とは
  • 主な見どころ
    • 網走駅発の1号と3号
    • 知床斜里駅発の2号と4号
    • 列車の設備
  • 乗車記
    • 朝早くの網走駅へ
    • いざオホーツク海沿いの旅へ
    • 海に最接近、北浜駅一時停車
    • 浜小清水駅、そして知床斜里駅へ
    • おわりに
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 北海道の網走から釧路までをつなぐ釧網本線、その中でも網走駅から知床斜里駅までは、とても美しいオホーツク海の景色が楽しめます。特に1月末から2月にかけては、海を流氷が覆い、日本では中々見られない絶景となります。そんな網走駅と知床斜里駅の間では、冬の季節限定で流氷物語号という観光列車が運行されます。今回、その流氷物語号の2023年1番列車にのってきたのでご紹介いたします。




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 流氷物語号は、2016年まで運行されていた流氷ノロッコ号の老朽化に伴って、2017年から新しく運行されている観光列車です。2両の気動車で、網走駅と知床斜里駅の間で1日2往復、合計4便運行されています。運行期間は流氷の季節に合わせて毎年1月末頃から2月末頃まで、1か月間の限定列車です。


 流氷物語号は、自由席と指定席が設定されています。自由席は乗車券だけで乗車可能ですが、指定席は事前に指定席券の購入が必要です。


乗車券は駅の自動券売機で購入可能です。指定席券については、網走駅なら自動券売機で購入可能でした。それぞれの駅の有人窓口でも購入できるようです。指定席券は、JR東日本のえきねっとで事前予約することも可能です。





 流氷物語号は乗車号によって長く停車する駅が異なるので、見所がちょっと変わってきます。

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 網走駅から発車するこの2便は、進行方向に美しい知床の峰々を、進行方向左手には雄大なオホーツク海を眺めながらの旅となります。指定席に座ればその美しい景色を満喫できます。また、可能ならば前の方の車両に乗ることをおすすめします。運転台の横の窓などから、真っ白に輝く峰と線路という景色が楽しめます。


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 この2便は北浜駅に長く停車します。この駅は道中最も海に近く、展望台が設置されているので天気の良い日なら網走の街から知床半島までを一望できます。レトロな木造駅舎の中には、びっしりと名刺や乗車券が貼られていました。ここは、中国の映画『非誠勿擾』(邦題:『狙った恋の落とし方。』)の撮影地のひとつだそうで、外国語の注意書きが貼られていました。駅舎の中ではカフェが営業しているので、ぜひ流氷物語号とは別で訪れてみてください。ボリュームたっぷりの美味しい料理が楽しめます。

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 知床斜里駅から発車するこの2便は、進行方向に網走を眺めることになります。最後尾ではどんどん遠くなっていく知床の峰々が見えます。どちらを楽しむか悩みどころです。


 この2便が長く停車するのは浜小清水駅。道の駅が併設されているのが特徴です。停車時刻も長めに設定されているので買い物が楽しめます。特産品も沢山売られているそうなので、ぜひ色々と見てみてください。



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 流氷物語号は2つの列車が連結されています。

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ボックスシートはこんな感じです。


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ロングシートの座席はこんな感じの座席です。


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そしてトイレが設置されていることが共通事項です。


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1号車のみ、大きな荷物用の荷物置き場と、お土産販売のエリアがあります。トイレが設置されているので、1時間弱の道中も安心です。





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 前日に宿泊したホテルから、出発駅である網走駅へと向かいます。

前泊したホテルについてはこちらの記事を見てみてください。



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 駅に到着したら乗車券を購入し、事前に予約していた指定席券を受け取って改札を抜けると…そこにはすでに流氷物語号が停車していました。


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1番列車ということでイベントが行われていて、多くの報道関係者もいらっしゃいました。


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 駅では乗る前に、今の気温を示したボードとの記念撮影など、色々な撮影が楽しめるようです。


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 実はこの流氷物語号、ドラゴンクエストで有名なゲームデザイナー、堀井雄二さんが手掛けたアドベンチャーゲーム『オホーツクに消ゆ』とのコラボをしていて、ヘッドマークなどにその意匠が反映されていました。


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 では、早速乗り込んで指定席に向かいます。土曜日の1番列車ということもあって満員に近い状況でした。


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 網走市のゆるキャラ、ニポネの合図で扉が閉まり、1時間弱の鉄道の旅が始まります。


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 最初は網走市街地沿いに進みますが、すぐに海沿いエリアへと出ます。


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 残念ながら今年は流氷がまだ流れ着いていない上に、今日の海は中々に荒れていて、流氷を見ることは叶いませんでした。しかし、天候には大変恵まれて、海沿いに出ると遥か遠くに知床半島まで見えました。


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 網走駅から北浜駅が道中最も海の景色を満喫できる区間です。時間にして10分程度ですが、その雄大さは圧巻です。


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 1号列車は北浜駅に10分ほど停車します。ここは最も海に近く、展望台にのぼって知床の峰々と電車を撮影することができます。


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 また、レトロな木造駅舎に入って、有名な名刺だらけの駅舎内を見たり、駅舎と列車を撮影したり、スタッフの方の持ってる温度計フリップと一緒に撮影したりと、思い思いに過ごすことができます。なお、カフェに寄るには時間が足りないので、それは別の機会にしましょう。



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 惜しまれながらも列車は北浜駅を後にします。駅で列車を見にきた見物の方から手を振られつつ出発します。


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 ここからは少し内陸の方に入ります。進行方向右側、自由席側の方の窓の外には、美しい雪原が広がります。カーブにもよりますが、その雪原と斜里岳などの山を一度に見ることができるタイミングがあります。


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 この辺りでのおすすめは先頭車両です。先頭車両の運転台横の車窓からは、まっすぐに伸びる線路と、その奥に美しい白銀の山というシーンが度々出現します。ぜひ見てみてください。


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 この辺りで、記念品の乗車券が配られました。こういうちょっとしたお土産は嬉しいものです。

また、北浜駅を出発したあたりから、観光ガイドが始まりました。風景や自然に関する様々な興味深いお話が伺えます。



 しばらくすると、列車は浜小清水駅に到着します。ここで下車することも可能ですが、停車時間は僅かなので、買い物や撮影に勤しむことはできません。知床斜里駅まで行かれる場合にはうっかり降りない様に気をつけましょう。


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 さて、雄大なオホーツク海を臨む列車の旅は終わりを迎えます。浜小清水駅から知床斜里駅まではあっという間に到着します。



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 折り返しで乗られる方も清掃の為に一度下車します。折角なので駅で止まっている列車を撮ってみてください。

 知床斜里駅はとても綺麗な駅で、観光案内所が併設されていました。


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 流氷物語号の飾り付けや、専用レーンが設けられていて、推しているのを感じました。


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ここから世界遺産の知床はアクセスしたり、そのまま釧網本線を乗り継いで釧路を目指すことができます。ぜひ、冬の北海道を楽しんでみてください。


いかがでしたでしょうか。流氷物語号は、冬のオホーツク海の絶景を満喫するには最高の観光列車でした。網走や知床、そして釧網本線沿いには様々な見どころがありますので、ぜひこの流氷物語号も利用して楽しんでみてください。


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