フィラエ神殿とイシス及び聖母マリア

アスワン・ハイダムの近くの小島に位置するフィラエ神殿は、アブ・シンベル神殿と同じく最初の世界文化遺産の一つであり、水中移転プロジェクトの一環でもありますが、そのスタイルは非常に異なり、一見の価値があります。フィラエ神殿は愛の女神イシスを祀っており、彼女は古代エジプトの冥王オシリスの妻であり、ファラオの守護神ホルスの母でもあります。その地位は非常に高いです！古代エジプトがギリシャに征服された後、この神殿にはローマ柱などのギリシャ・ローマの要素が追加されました。ビザンチン時代に再びローマに征服されると、多くの古代エジプトの要素が破壊され、キリスト教の要素で置き換えようとしました。これは国を滅ぼす前に歴史を滅ぼす実践です。しかし、今日の遺跡から見ると、世界がこれほど異なる以上、一つの精神と価値の存在には必然的にそれなりの理由があります。これがイシス神殿が古代エジプトの神殿と象形文字の最後の砦となり、イシスが聖母マリアの原型となった根本的な理由かもしれません。