秋の名山行

秋の陽光はいつも南寧のこの地を優しく照らしてくれます。週末、私たちは南寧から車で出発し、新しく美しい高速道路を走って賓陽陳平の名山へ向かいました。車で40分ほどで名山のエコゾーンに入り、山の麓の万華村から林の下の土道を歩いて登山を始めました。 空気は清らかでとても甘美です。まっすぐで密集した針葉松林が私たちを囲み、秋風が吹き抜けると枝が揺れ、まるで私たちに手を振っているかのようです。 林間の小道の両側には松の針葉が敷き詰められ、一歩一歩が澄んだ音を立てます。私たちは松脂と土の混ざった新鮮な香りを吸い込み、のんびりとしながらも少し陶酔した気分になりました。笑いながら写真を撮り、疲れを感じることなくすぐに小さな低い峰の木の遊歩道に到着し、そこからさらに遊歩道を登りました。実はこれが主峰の半山ほどで、標高はすでに600メートル近くあり、山の上はまた別の景色が広がっています。茶褐色の木の遊歩道は巨大なリボンのようにくねりながら山頂へと私たちを導きます。道の脇のキンモクセイやツバキの木が秋風に揺れ、ほのかな香りを放っています。 頂上に立つと、目の前に広がる空は高く澄み渡り、心が爽やかになります。高山の草原は陽光の下で金色に輝き、北側のススキの花は山風に揺れて無数の柔らかな情感を見せています。黒褐色の岩石が連なって積み重なり、まるで遠い昔の海や大地の変遷の物語を語っているかのようです。高いところから遠くを見渡すと、連なる山々の上に白い風力発電機がそびえ立ち、青空と白い雲の下でゆっくりと回り、古い山々に現代の詩情を添えています。 私たちは平らな大きな岩の上に座って休み、頭上の青空と白い雲、陽光を浴びながら、翠峰の連なりと遠くの村や街の景色を見下ろし、大自然の壮大さと現代文明の調和を感じました。この瞬間、天地の悠久さに感謝し、時の流れの儚さを嘆き、未来への可能性を思い、時は我を待たずと心に誓いました！ おそらく陳平山は南寧に近く、山道もそれほど険しくないため、登山者の多くは家族連れで、老若男女が楽しそうに手を取り合い、すべてが平凡でありながら無限に美しい光景でした。正午に近づくにつれ観光客が増え、私たちは混雑を避けるために美しい思い出を胸に下山することにしましたが、心の中ではすでに次の旅を密かに楽しみにしています🍂