キャンベラは「オセアニアの庭園都市」と称されています。

南半球は私たちとは季節が逆で、車窗の外に時折まぶしい金色が目に飛び込んできます。キャンベラに近づくにつれ、その金色はますます多く密になり、束になって道端一面に咲き誇っています。寂しかった道路が一気に鮮やかになりました。ガイドの説明によると、それはゴールデンワトルで、春風が吹くと一面に咲き誇り、人々はゴールデンワトルが咲くのを見て春の訪れを知るそうです。密集して咲く明るく輝く金色の小さな花を見ていると、確かに春の息吹を感じ、明るく活力に満ちた雰囲気が伝わってきます。 最初の目的地は、コッキントン・グリーン・ガーデンズです。これは英国コッキントン家の私有庭園で、オーストラリアに長く住むコッキントン家が故郷イングランドへの思いから、自分たちの庭園を作ることを決めました。イギリスの文化的建築物や他国の代表的な建築物を12分の1のスケールで再現しており、まるで不思議な微小世界のようです。 2番目の目的地は王立オーストラリア造幣局です。正式に大ホールに入る前に、緑色の透明な廊下で最初に目に入るのは大きなオーストラリアの国章です。国章の左側にはカンガルー、右側にはエミューが描かれています。これらはどちらもオーストラリア固有の動物で、国の象徴、民族の象徴とされています。また、カンガルーとエミューはどちらも後退しない動物で、オーストラリアはこれを通じて、勇敢に前進し、決して後退せず、勇猛果敢な精神を表現しています。その中央には盾があり、盾面の6つの図案はそれぞれこの国の6つの州を象徴しています。