成都の旅—武侯祠、三義廟、惠陵。

三義廟は後に建てられたもので、歴史上、桃園の結義は実際には存在しませんでした。羅貫中が物語に面白みを加えるためにこの章を追加したのです。 惠陵は劉備の墓地です。その傍らには赤い壁の回廊があり、一周することができます。正門から惠陵に入ると、まず「漢昭烈廟」という4つの大きな文字が目に入ります。「漢」は劉備の政権の呼称で、史書では「蜀漢」と呼ばれています。「昭烈」は劉備の諡号です。この扁額は、ここが蜀国の皇帝である劉備を祀る廟であることを示しています。