2024年イギリス旅行（十）：ギネス・ストアハウス

2001年に建てられたこのギネス・ストアハウスは、「おじいちゃんのビール」という古臭いイメージを払拭し、若者を惹きつけるために作られました。すぐにダブリンで最も人気のある観光スポットとなりました。 広大な醸造所エリアには、歴史を感じさせる工場建物が並んでいます。壁には目を引くギネスのシンボルであるハープが飾られています。黒ビールがメインなので、全体的に黒を基調としています。敷地内に張り巡らされた線路は、かつての活気に満ちた生産現場を物語っています。工場の入り口には多くの馬車があり、観光客は古い工場エリアを巡ることができます。 ギネス・ストアハウスは7階建ての大きな工場を改装したものです。入るとエスカレーターがあり、まるでタイムトンネルのように神秘的な空間へと誘います。 外部の古い建物とは対照的に、内部の装飾は主にガラスと鉄骨構造です。複雑に交差する空間は、まるでSF映画の宇宙ステーションに入ったような感覚を与えます。そこではギネスビールの歴史が語られています。 1階のホールの片側には記念品を売るショップがあり、中央の床にはガラス張りの円形があります。その下に見える紙が、あの有名な9000年の賃貸契約書です。 階を上がるにつれて、ギネスビールの醸造過程が紹介されています。ギネスビールは大麦、ホップ、水、酵母の4つの原料で作られており、これは他のビールと変わりません。しかし、232度の高温で焙煎された大麦を使用することで、ギネスビールは特徴的な濃い色と独特の味わいを持っています。 見逃せないのは最上階のグラビティ・バーです。ここでは入場券で1杯のビールを受け取ることができます。伝統的な黒ビールか、新しい種類のビールを選べます。同伴者と2枚のチケットがあれば、黒ビールと黄色いビールを1杯ずつ楽しめます。 ビールを手に取り、泡がグラスの中央から口元へ上がり、また壁面に沿って下がっていく様子を見るのは本当に面白いです！ 一口飲むと口いっぱいに泡が広がり、苦みの後に甘みが感じられます。アルコール度数が高めのようなので、ゆっくり飲むのがいいでしょう… グラビティ・バーは人でいっぱいで、多くの人が立ったまま会話を楽しみながらビールを飲んでいます。やっと座席を見つけ、ゆっくりとビールを飲みながら景色を眺めることができました。貴重なリラックスの時間です。