フランクフルトのゲーテハウス

初冬の薄明かりの中、中国国際航空でドイツのフランクフルトに到着しました。ホテルの空港バスに乗り、すぐにホテルに着きましたが、チェックインは午後からだったので、まず市内の観光スポットを見学することにしました。1日公共交通パスを購入し、S9線の地下鉄で中央駅へ向かい、その後マイン川北岸やレーマー広場周辺の名所を散策しました。ドイツのロマン主義文学者・思想家であるゲーテの生家を訪れました。 ゲーテハウスは、フランクフルトのグローサー・ヒルシュグラーベン23-25番地（Großer Hirschgraben 23-25, 60311 Frankfurt am Main）にある3階建てのクリーム色の建物です。ゲーテは1782年から1832年まで、ここで50年間を過ごしました。 1749年8月28日、ゲーテはフランクフルトの裕福な家庭に生まれました。父親は弁護士で、母親は市長の娘でした。16歳の時、父親の意向に従いライプツィヒ大学で法律を学びましたが、彼の本当の興味は自然科学と芸術にありました。若い頃に小説『若きウェルテルの悩み』を執筆し、生涯で150巻以上の作品を残しました。 生家の隣には彼の作品の写真展示館があり、2階ではドイツロマン主義思想の目覚めについて、3階ではロマン主義の広がりについて紹介されています。生家と展示館では、数グループの学生たちが先生に引率されて見学しており、先生がその場で文学の授業を行っていて、とても生き生きとしていました。 1775年、26歳のゲーテはヴァイマル公国の公爵アウグストの招きでヴァイマルに赴き、アウグスト公の厚い信頼を得て、枢密顧問官や首相などの職を歴任しました。1782年、ゲーテは貴族の身分を授けられました。生家の内装は豪華で、その主人の貴族としての地位を示しています。 生家の近くのレストランで昼食を取り、夜には市の中心部にあるゲーテの銅像を撮影しました。