ジェラシュに驚くほど保存状態の良いカルド

ジェラシュ考古学遺跡地区にあるカルドは、ヨルダンの都市の主要な街路であり、かつて壮大な行進が行われ、貿易と商業が栄えたルートでした。カルドとはラテン語で「心臓」を意味し、ローマの都市、軍営、植民地において南北に走る街路でした。都市計画の残りの部分が設計される際の中心となる部分でした。 この柱廊のある街路は都市を貫く主要道路であり、長さは800メートルに及びます。2000年以上前に敷かれた舗装道路には、古代の荷車の跡が今も残っています。また、道路には複雑な地下排水システムが備わっています。 街路に並ぶ柱にはコリント式の柱頭があり、街路の美しさを一層引き立てています。これらの柱はかつて多くの店舗やビジネスが軒を連ね、通り過ぎる人々に陰と避難所を提供していました。 その時代にしては驚異的な排水システムは、雨水と廃棄物を効果的に街路から運び去り、都市を清潔で健康的に保っていました。街路の両側には定期的に穴が開けられ、廃棄物を主要な排水地点に運ぶ地下チャンネルに接続していました。