広西金秀嶺祖古村。

嶺祖村は西部が標高1579メートルの天堂山を背にし、北部は小石雲山に寄り添い、二つの山に抱かれています。嶺祖村は小石雲山と天堂山の交わる山谷によって大村と嶺祖の二つに分かれており、そのうち嶺祖全村の現在の人口は約200人で、全員が茶山ヤオ族です。歴史的に、嶺祖村にはいくつかの輝かしい時代がありました。1952年、大ヤオ山ヤオ族自治区（県級、金秀ヤオ族自治県の前身）人民政府が設立され、金秀、三角、嶺祖、羅香、長垌、新合の6区を管轄しました。元蒙山県の嶺祖区全体（車田、嶺祖、蒲水、林秀、高源、立龍、六干、古朴など8郷を含む）が金秀県に編入され、後に忠良郷が設立されるまで、政府所在地は現在の忠良に移されました。1970年代、長春映画製作所によって撮影されたヤオ山での匪賊討伐を描いた映画「ヤオ山の春」が忠良郷でロケを行い、映画の中には嶺祖村で撮影された多くのシーンがあります。今日この映画を振り返ると、映画に登場するヤオ族の村の道が今でもよく保存されていることがわかります。嶺祖に入ると、山水田園のような雰囲気に心を打たれます。家々は山腹に建てられ、山腹から谷まで、何百年もの間ヤオ族が作り上げてきた棚田が広がっています。家の前は田園風景で、谷と村を遠望すると、すべてが絵になります。第5回中国伝統的集落に選ばれています。