列車が運んできた開遠は、清潔で美しい極まりない

開遠は美しい庭園都市で、花や緑の草が至る所にあり、どこへ行っても爽やかな感じがする。云南で最も清潔な都市と言えるだろう。 ここはまるで榕樹の天国のようだ。公園、ホテル、さらには街路樹まで、榕樹が至る所にあり、姿形はさまざまだが、みな活気に満ちている。 ここでは、屋外のゴミ箱の分類が非常にシンプルで、「リサイクル可能なもの」と「その他のゴミ」の2つだけだ。そう、実際には屋外には「有害なゴミ」や「キッチンゴミ」などはあまりない。ここでは、ゴミ箱の上部が独特の花瓶になっていて、ゴミ箱自体も見た目が良くなっている。 これは個人の清潔さを重視する都市で、便利な「洗面台」に頻繁に出会う。これらは量産されたものではなく、どこかの地方の形だけのものでもない。それぞれが異なる形をしており、高低の台が考慮されていて、子供にも優しい。 開遠はホットな観光地ではないので、ホテルの選択肢は少ない。滇南翠怡は最良のホテルと言えるが、ネットで有名になっていないため、夏休みでもコストパフォーマンスが高い。 ホテル自体が美しい公園で、庭園のデザインが精巧で魅力的。特にプール周りの水路は蛇行しており、鵞卵石で敷かれている。泳ぐ錦鯉はゆったりとしており、屋外のプールは賑やかで、水中で遊ぶ人々が多い。しかし、プールは大きく、浅い部分と深い部分に分かれているので、人々が肩を並べることはなく、皆が楽しく遊べる。 凤凰山の頂上にある凤凰楼の3階は、洋風に「開遠記念客室」と名付けられ、実際には博物館の機能を果たしている。この都市を理解するのに最適な場所だ。 古代の展示品の中でも、特に貴重なのは元末明初の「醤釉胡人騎馬执壶」で、形状が独特でデザインが精巧。建水窯の中でも優れたもので、数多くの博物館を訪れてきたが、このようなコレクションは初めてだ。 開遠は列車が運んできた都市と言われているので、2階の大部分のスペースは滇越鉄道の歴史に捧げられている。実物大のワックス人形の乗客、列車と車両の設計図、さらには本物の古い列車の頭部まである。もし列車好きなら、これを見た後、地元の小さな列車に乗ることをお勧めする。 ここでは、開遠の古いブランドも展示されている。たとえば、目移りするような果実酒や白酒など、地元でしか手に入らないものばかりだ。古い開遠の人々が見たら、きっと微笑むだろう。 そういえば、開遠という名前はまだ100年も経っていない。以前は、「阿迷」が正式な名前だった。偶然かもしれないが、世界中のアルゼンチンのサポーターは、ここを訪れるべきかもしれない。