王家大院を訪れ、山西の古建築を眺める

王家大院は山西省灵石県の東12キロメートルに位置する中国の歴史文化名町、静升町にあります。 王家大院は静升王氏の家族が明清の二代にわたり、300年以上の歳月をかけて建てたもので、五つの巷と六つの堡、そして一本の通りを含む総面積は25万平方メートルに及び、伝統的な文化特色を持つ建築芸術の博物館です。 王家大院の建築様式は、中国西周時代に形成された前庭後寝の庭院スタイルを継承しており、外部との交流に十分な空間を提供するとともに、内部のプライベートな雰囲気を満たす要求に応え、尊卑貴賎に等級をつけ、上下長幼に序列をつけ、内外男女に区別をつけ、居住機能を完備しており、官宦の威厳と宗法礼制の整然とした様式を充分に体現しています。 高家崖の建築群は大小の院が35座、部屋が342間あり、主院の敦厚宅と凝瑞居は共に三進四合の院で、各院は高い祭祖堂と両側の刺繍楼を持ち、それぞれに厨院、家塾院があり、共用の書院、花院、長工院、囲院もあります。周囲の堡壁はしっかりと囲まれ、四つの門は地形を選んで設けられています。大小の院は珠連璧合のように、上下左右に通じる門が合計65もあり、それでいて独立した章を成しています。 红门堡の建築群は、堡でありながら城のようで、山に沿って建てられています。低いところから高いところに向かって四層の院が配列され、左右対称で、中央には主干道があり、「王」の字の整然とした形を形成しています。同時に「龍」の形も暗示しています。堡内の88座の院はそれぞれ特色があり、どれも同じではありません。