[🇵🇹リスボン] リスボン散策: 歴史を刻むリスボン大聖堂と地震の記憶

堅牢な佇まいのリスボン大聖堂 リスボンで最も歴史ある教会のひとつ、リスボン大聖堂（Sé de Lisboa）。12世紀に建設されたこの大聖堂は、重厚なロマネスク様式のファサードが印象的で、まるで要塞のような佇まいです。石造りの厚い壁と堅牢な構造は、何世紀にもわたってリスボンの歴史を見守ってきた証。 私はアルファマ地区を散策しながらリスボン大聖堂にたどり着きました。周囲の細い路地や石畳の道を歩いていると、突然目の前に現れる巨大な聖堂の姿に圧倒されます。入り口には特徴的なバラ窓があり、内部に入ると厳かな雰囲気が漂っていました。 1755年の大地震と大聖堂の運命 リスボン大聖堂は、1755年に起きたリスボン大地震によって大きな被害を受けました。この地震はマグニチュード8.5以上とも推定され、地震、津波、火災がリスボンの街を壊滅させました。大聖堂も例外ではなく、内部の多くの装飾が崩れ落ち、修復を余儀なくされました。 現在の大聖堂には、その修復の痕跡が随所に残っています。ゴシック様式やバロック様式が混在しているのは、再建の過程で異なる時代の建築様式が取り入れられたからです。大地震の爪痕がありながらも、何世紀にもわたって信仰の場として機能し続けている姿に、歴史の重みを感じました。 大聖堂の見どころ 内部には美しいステンドグラスが施され、神秘的な光が差し込む空間が広がっています。また、回廊（クルーズ）部分は特におすすめで、静寂の中に佇む石造りのアーチが歴史を感じさせます。 さらに、大聖堂の地下には考古学的発掘が行われており、ローマ時代やイスラム時代の遺跡が発見されています。リスボンの長い歴史の積み重ねがここに詰まっているのだと実感しました。 まとめ リスボン大聖堂は、長い歴史と1755年の大地震の記憶を宿す場所。堅牢な外観と修復の跡が残る内部を巡りながら、ポルトガルの過去に思いを馳せることができます。リスボンの歴史を感じるスポットとして、訪れる価値のある場所でした。 #リスボン大聖堂 #SédeLisboa #リスボン観光 #ポルトガル旅行 #リスボン歴史 #リスボン大地震 #アルファマ地区 #春の0円旅 #sédelisboa