浙江龍游民居苑滋樹堂

滋樹堂はもともと模環郷上張村にあり、清の道光後期の建築です。張氏の18代目の子孫である張士棠が出資して建てられました。建築面積は463.68平方メートルで、建設には3年を要しました。地元の人々からは「新大庁」と呼ばれています。門楼のレンガ彫刻は木造建築を模倣したもので、4本の柱と3層の重檐牌楼式で、高低の配置が独特で壮観です。レンガ彫刻は精巧で、その技術は円熟の域に達しており、内容は豊富です。 この建物は三進三開間で、一進と二進は客間として使われ、大型の祝賀行事などが行われます。三進は祖先の位牌を祀る場所で、一族が香火を継承する場所です。一進と二進の境目には2つの小さな中庭があり、石の欄干で囲まれており、独特なデザインです。木彫りの芸術性も高く、牛腿は1メートルもの高さがあり、現在までに県内で発見された最大の牛腿であり、龍游商人の富豪邸宅の典型と言えるでしょう。浙江省重点文物保護単位に指定されています。