首里城。

首里城は、かつて琉球王国の都であり王宮があった場所で、国家の事務を処理し、使節を迎え入れ、重要な祝賀行事を行う場所でした。 首里城は何度も焼失と再建を繰り返しており、その建築様式は伝統的な日本の城とは異なり、唐朝の建築様式を模したものと考えられています。 入り口付近には守礼門があり、中国の牌楼式の建築様式で建てられています。門には「守礼之邦」の扁額が掲げられており、これは中国皇帝が琉球王国に与えたものです。その後、欢会門、漏刻門、奉神門などを通って正殿に至ります。 正殿は2019年の大火で焼失しましたが、現在修復作業が行われています。大きな倉庫のような建物が建てられ、その中から修復の過程を見学することができます。また、以前焼失した建物の残骸も展示されています。 首里城は那覇市の標高約120メートルの高台に位置しているため、最高地点からは周辺の建物や、モノレール、そして遠くに海が見渡せます。