湖南游記：最古老の仏学書院、怀化沅陵龍興講寺

📍詳細住所： 沅（yuán）陵県、湖南省怀化市に属する。湖南省の北西部に位置し、怀化市の北端にある。龍興講寺は、沅陵県城の北西角にある虎渓山の麓に位置し、民間では龍興寺とも簡称されるが、世界で現存する最古の書院である。 🚉交通攻略： 高速鉄道で怀化南駅に行き、そこから沅陵へのバスに乗り換える ❤おすすめ理由： 龍興講寺は唐の太宗李世民が即位して帝になった二年目に、仏学を伝授するために建立された寺院で、太宗自らが「敕建龍興講寺」と刻まれた石碑坊が今も山門に立っている。沅陵の西は五渓蛮地で、地元の民を教化するためにこの講寺が建てられた。所謂講寺とは、仏法を広め、文明を教える場所である。 歴代の高官や文人墨客がここを訪れている。明の崇禎の礼部尚書董其昌は、滇を巡視する途中、沅陵を通過した際に眼病にかかり、寺内の僧に治療を受けたため、「眼前佛国」と書かれた匾を寺に寄贈し、大殿の正面に高く掲げられている。大学者の王陽明は、龍場からの帰途、沅陵を通り、辰州の学生たちの招きで寺内で《致良知》を一ヶ月間教えた。 龍興講寺の建築群は装飾芸術が豊かで、特に大雄宝殿内の透かし彫りの石刻講経蓮花座は精巧で美しく、宋から清にかけての時代のもので、国内では珍しい。龍興講寺