滇黔ドライブ旅行（32）「中国の天眼」- 球面電波望遠鏡（FAST）

滇黔ドライブ旅行（32）「中国の天眼」- 球面電波望遠鏡（FAST） 3月31日（木）黔西南-黔南 天気は小雨のち曇り、8〜14度；本日の最高地点の標高は1321メートル。 昨日は吉隆堡で幸運にも予定の任務を完了し、写真を2枚追加で掲載します（図1、2）。 今日は300キロ以上の運転です。朝出発時は小雨で、途中で雨が止み曇りに変わり、午前11時30分に黔南州に入りました。 黔南布依族苗族自治州は、かつて南方の海上シルクロードの重要な通路であり、黔中から川桂湘滇へ通じる旧道でもあります。 午後2時頃、「中国の天眼」に到着しました（図3）。 「中国の天眼」とは、口径500メートルの球面電波望遠鏡（FAST）のことで、黔南州平塘県克度鎮に位置し、国家の「第11次五カ年計画」重大科学技術基盤施設プロジェクトとして、2011年3月に着工、2016年9月に完成し試運転を開始、2020年1月に正式に運用を開始しました。 「中国の天眼」見学の規定として、望遠鏡への電子信号の干渉を減らすため、入場時には携帯電話、デジタルカメラ（ビデオカメラ）、スマートバンド、トランシーバーなどの電子撮影機器の持ち込みは禁止されており、現地ではフィルムカメラのレンタルがあります。 入場後、持参した電子機器はすべて預け、シャトルバスに乗り換えます。バスで約15分走り、深い山間にある「中国の天眼」へ到着します。さらに789段の階段（約50階建ての高さに相当）を登って展望台にたどり着きます。 口径500メートルの球面電波望遠鏡の反射面はサッカー場30個分に相当し、感度は世界第2位の望遠鏡の2.5倍以上で、人類の視野を大幅に広げ、宇宙の起源と進化の探求に用いられています。 間近で巨大な「中国の天眼」を目の当たりにし、感動しました。中国の科学技術の急速な発展に誇りを感じます。持参した専用に購入した簡易フィルムカメラで記念撮影をしました（図4、後日現像予定）。 施設内には天文科学文化の展示や体験プログラムもありますが、時間の都合で参加しませんでした（図5）。 夕方、平塘特大橋を通過し、宿泊ホテルに到着しました。 平塘特大橋（図6）は、黔南州S62余安高速道路の重要な一部で、槽渡河大峡谷の上に位置し、2016年4月に着工、2019年12月に開通しました。橋は超高塔の三塔斜張橋で、三つの塔の高さはそれぞれ約300メートル、橋長は2135メートル、双方向4車線です（図7-8）。 橋の一方には展望サービスエリアとホテルが建設されており、今夜はそこに宿泊します（図9）。 明日も引き続き黔南州を観光します。