双林寺。

双林寺は山西省平遥県中都郷橋頭村の北に位置し、平遥県の中心部から約6キロメートル離れています。漢民族地域の仏教全国重点寺院の一つです。1997年12月3日、平遥古城や鎮国寺とともに世界文化遺産に登録されました。双林寺は北魏から北斉武平年間（386年〜571年）に建立され、当初は「中都寺」と呼ばれていましたが、北宋時代に「双林入滅」の説により「双林寺」と改名されました。寺院内の建築全体の様式は古風で、唐代のエンジュの木や宋代の碑文、明代の鐘、そして古代の彩色塑像や壁画などの貴重な文化財が保存されています。特に、2000体以上の彩色塑像が有名で、唐、宋、遼、金、元時代の優れた伝統を受け継ぎ、高度に写実的で精巧な技術が施されており、「東洋の彩色塑像芸術の宝庫」と称されています。